■意外と知らない!~育児休業制度について~
育児休業を取得したいけど、「詳しい制度を知らない」「取得の仕方がよく分からない」など、制度を活用することを諦めてはいませんか?
◇育児休業制度に対する周りの声
聞いたことはあるけれど「いまいちよく分かっていない」。知ってはいるけれど「仕事を休むことで迷惑をかけてしまう」「取得する人が周りに少ない」などの理由で、なかなか取得に繋がらないという声を聞いたことがあります。
◇制度について
育児休業制度は、原則1歳未満の子どもを養育するために取得できる休業制度で、「育児・介護休業法」に定められています。保育所に入所できないなどの事情があれば、最長2歳になるまで延長可能です。勤め先の就業規則に育児休業に関する規定がなくても、育児中の労働者であれば、男女問わず誰でも取得できます。また、子どもが3歳になるまでの間であれば、短時間勤務や残業免除などを申し出することができ、会社側はそれを拒めません。
近年では、男性の育休取得促進のため、「産後パパ育休(出生時育児休業)」制度が創設され、より男性も育児に参加しやすくなっています。また、育児休業・産後パパ育休ともに、分割で休暇を取得することができるため、仕事の状況を見ながら調整することも可能です。
◇積極的に制度の活用を
令和7年度からは、3歳に満たない子を養育する労働者を対象にテレワークの選択ができることを企業へ努力義務化されたり、子の看護休暇や残業免除の対象となる子の年齢が引き上げられるなど、育児や働き方に関する制度の幅がさらに広がります。
どうしても女性の負担になりがちだったり、孤独を感じることも多い育児。夫婦どちらかに負担が偏らないよう、男性の働き方も見直されてきています。
育休の取得は当然の権利です。夫婦揃って健全に育児をするために、積極的に制度を活用しましょう。
問合せ:網走市男女共同参画プラン推進会議編集委員
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