「災害は、時と場所を選ばない、忘れたころにやってくる。」
令和6年1月1日に発生した能登半島地震から1年
寒冷期や大雨時、災害時は、低体温症にかかる恐れがあり、対処法を知っておくことが重要です。
いざというときのために、いま知ってほしい、冬の災害に備えた知識をお伝えします。
■低体温症とは
寒さにさらされることによって、体の中心の温度が35度未満に下がる疾患です。
低体温症にかかると体が震え、歯がカチカチと鳴り、その後意識混濁、昏睡状態になる恐れがあります。
高齢者や子ども(乳幼児)が発症しやすく、気温が15度でも注意が必要です。
軽度であれば自力で回復しますが、重度の場合や自律神経の働きが損なわれている場合は、死に至ることもあります。
■対策
(1)濡れたままにせず、乾いた衣類に着替える。
(2)床からの冷気による体温低下を防ぐため、床に寝かせない。
(3)安静にし、湯たんぽなどで直接体の中心を温める。
胸部、腹部全体(おなかに抱える)、頸動脈(首の両脇)、腋下動脈(脇の下)、大腿動脈(股の付け根)を温めるのが効果的です。
[!]慌てて手足を温めると、冷たい血液が心臓へ流入し、ショック状態になることがあります。
(4)カロリーのある温かい食べ物、飲み物を取る。
カフェインを含むコーヒーやお茶、アルコール飲料は避けましょう。
問い合わせ:総務防災課 防災係
【電話】67-5385
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