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知床らうす国保診療所通信~みんなで育む・みんなの診療所~

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北海道羅臼町

■帯状疱疹という病気とそれに対するワクチンについて
今回は、木島所長より「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」についてお話しさせて頂きます。

◇木島所長より Vol.16
町民のみなさんこんにちは。
中高齢のみなさんは子供の時に水ぼうそうにかかって治っていますが、そのほぼ全員が、水ぼうそうの原因である水痘帯状疱疹ウイルスが神経に潜伏感染しています。
疲労やストレスや癌などにより免疫力が落ちると、潜伏していたウイルスが活性化して、潜伏していた神経に沿って帯のように体の一部にまとまって水ぼうそうのときと同じようなぶつぶつを出します。これが帯状疱疹です。ぶつぶつとほぼ同時期に痛みやかゆみが出ることも多いですが、問題は、ぶつぶつが治ったあとも痛みがしばらく続くことがあることです。これを帯状疱疹後神経痛といいますが、痛みの強さや続く期間には個人差が多く、実際に町内にも、つらい痛みが数年単位で続き、強い薬を使い続けている方がいらっしゃいます。
ある研究では3年の間にワクチンをうたなかった50歳以上の7,500人中200人が帯状疱疹を発症し、ワクチンをうった同年代の7,500人では18人しか発症せず、だいたい危険が10%まで減ることがわかっています。
一度かかった方は、再度帯状疱疹になる確率は高くないのでワクチンをうたないというのも一つの考え方ですが、専門家はそれでもワクチンをおすすめしています。

◆帯状疱疹予防接種 一部助成について
羅臼町では、帯状疱疹の発症を予防し、罹患後の重症化や後遺症を防ぐことを目的とし、令和5年8月1日接種分より、帯状疱疹ワクチン接種費用の一部の助成を受けることができます。助成を活用し接種を希望される方は、役場保健福祉課窓口での申請が必要です。詳しくは保健福祉課へお問い合わせください。

◆新型コロナワクチンについて
診療所でのオミクロン株対応ワクチンの追加接種が9月から開始となります。対象者には役場より封筒が郵送されますので、ご希望の方は役場保健福祉課へハガキの投函をしてください。

◆お盆休みのお知らせ
8月11日(金)~8月14日(月)はお盆休みのため休診とさせていただきます。薬切れに留意し診療予約をお願いいたします。

予約・お問合せ先:知床らうす国民健康保険診療所
【電話】87-2116

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