令和5年度に行われた3歳児健診で、左記のお子さんにむし歯がありませんでした。お子さんの歯の手入れを頑張った方のお名前を合わせて表彰させていただきます。(詳細は、本紙をご覧ください)
※なお、掲載にあたっては、3歳児健診時に確認させていただいた内容です。
※令和5年度歯科表彰対象者は、令和2年1月16日生まれ~令和3年1月17日生まれです。
ただし、歯科健診を受けていない方は対象となっておりません。
■羅臼の子ども達の歯に影響すること
羅臼町の子ども達は、夕食後に食べ飲みすることがあるかの質問に、「毎日食べる」「どちらかといえば食べる(週4~6日)」と答えた人が、合わせるとどの年代も半数以上いました(図1)。
また、夜寝る前に何か食べ飲みした後、歯みがきをせずに寝ることが「いつも」「ときどき」と答えた人が、合わせるとどの年代も2~3割いて、年代が進むにつれて多くなっています(図2)。
口の中では、唾液が汚れを洗い流す働きをしていますが、寝ている間はあまり出ません。そのため、寝る前に食べ飲みをしてそのまま寝てしまうと、むし歯や歯周病になりやすくなります。
寝る前には歯ブラシでしっかり汚れを落とし、その後は食べ飲みしないことが大事です。歯みがきをしたら、その後に口にしてよいのは水とお茶だけです。それ以外のものを口にした場合は、面倒でも再度歯みがきをすることをおすすめします。
■歯みがきだけではむし歯は防げない?
歯みがきは、口の中の汚れや菌を取り除いて清潔にするために毎日欠かせないものです。食べたら歯をみがくことが大事ですが、残念ながらむし歯はそれだけでは防げません。
むし歯を防ぐには、歯みがきで汚れを落とす他に、
・間食(特に砂糖の多いお菓子やジュース等)の摂り方に注意する
・シーラントやフッ素を利用する
と、1つだけではなく、全部が大事です。
その「シーラント」とは、どういうものでしょうか。
歯には、溝があります。特に奥歯の溝は深く、形が複雑です。歯ブラシで汚れをかき出すのが難しく、溝に歯ブラシの毛先が届かない場合もあります。
その溝を埋めてしまう方法を「シーラント」といいます。
歯の表面は、生えて2~3年は柔らかく、時間が経つと固くなります。その柔らかい期間がむし歯になりやすいため、むし歯にならないうちにシーラントをするのが良いでしょう。
シーラントは、歯を削る処置ではありません。歯の表面の汚れを取って、溝の中にレジンというプラスチックやセメント等を流して埋めてしまう方法です。
特に6歳臼歯はむし歯になりやすく、溝の形が複雑なのでおすすめです。歯が完全に生えるまで時間がかかるため、歯ぐきから出ている部分だけ先に埋めて、その後全部出てから、残りの部分を埋める場合があります。詳しくは、かかりつけの歯科医院に相談してみてください。
むし歯予防のためにシーラントをしても、間食が多いと危険です。間食の摂り方は、時間や量を決めて、ダラダラ食べ飲みしないよう気を付けましょう。
※詳細は、本紙をご覧ください。
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