「知床学」とは、羅臼町の幼小中高校で実施されている、知床の自然や人々の暮らしを通して、ふるさとを愛する気持ちと主体的に様々な課題解決に向けて行動する力を育むふるさと教育です。
自分たちの住んでいる地域はどんなところなのか、どんな自然や歴史があるのか、どんな生き物が生きているのか。そして、それらと一緒に生きていくにはどうしていけばよいかなどを学びます。
その集大成の一つとして、中学生、高校生になると「知床学士」認定試験を受験することができます。
3級、2級、1級と3つの級があり、1級では試験官からの質問に自分の考えで答える口頭試問の問題もあります。合格すると知床学士認定証と認定バッチが交付されます。
今年度は10月18日(水)に認定試験を実施し、7人の知床学士が誕生しています。
また、今年度から知床学小学生マスター認定制度がスタートします。クママスター、昆布マスター、さけマスターの3つの部門があり、それぞれの単元を履修したのちに認定テストをクリアすることで素敵なステッカーをもらうことができます。ステッカーは3種類あり、ファイルに貼り付けることで世界で唯一、自分だけの知床学ファイルが完成します。
知床学小学生マスターになったら、次は知床学士検定1級を目指して、さらに知床羅臼についての学びを深めていくことを期待しています。
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