「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が令和6年1月に施行され、9月21日は「認知症の日」、9月は「認知症月間」と定められました。日本各地で認知症への理解、本人や家族に対する支援の充実のためさまざまな啓発活動が行われ、市でも認知症について“知る”、“相談できる”場所の紹介やイベントを開催します。
■認知症基本法って?
認知症のある人でも尊厳を持って、社会の一員として自分らしく生きるための支援や認知症予防のための施策を定めるための法律です。
■認知症と共に生きる
◇みなさんに伝えたい当事者の言葉
「仕事や家庭のことが不安でいっぱいだった」
「認知症は介護が必要だと思われがちだが、それは重度になってから」
「診断されたからといって、できることを奪わないで」
「認知症になっても環境が良ければ笑顔で暮らせる」
丹野智文さん(50歳)
2013年、39歳の時に若年性アルツハイマー型認知症と診断され、現在は自らの経験を語る活動をしている。
8月3日に市民会館で行われた丹野さんの講演会の様子と著書「認知症の私から見える社会」は図書館(詳しくは本紙P22)で見ることができます。
■「きっと年のせい」、「認知症になるなんて…」、「認知症は治らないから病院に行っても仕方がない」と思っていませんか?
ご自身や家族に違和感を感じた時は、早期に専門家に相談することで、自分らしい生活を選択し、準備することができます。認知症はすぐに進行する病気ではありません。気になることがあればすぐに相談してください。
◇相談できる場所
・美唄市地域包括支援センター【電話】68-8297(月~金曜日 8時45分~17時15分)
・おれんじカフェぴぱ【電話】62-5580(火曜日のみ 11時~15時)
・美唄市保健センター【電話】62-1173(月~金曜日 8時45分~17時15分)
■見守り声かけ模擬訓練
講話を聴き、認知症について理解を深め、認知症の人が道に迷っている時の気持ちに配慮した見守りや声かけの方法を学び、実践することができるよう、訓練を実施します。
日時:9月29日(日)9時~正午
場所:総合福祉センター
内容:
・北海道認知症グループホーム協会会長、美唄警察署員による講話
・捜索模擬訓練
申込み:9月20日(金)まで
申込・問合せ:地域包括支援センター
【電話】68-8297
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