転倒予防で健康寿命を延ばそう!
~その11 突発的要因への対処~
どんなに注意をしていても起きてしまうのが突発的要因による転倒です。
しかし、一つひとつの転倒事例の再発予防を考える事で解決の糸口が見えてきます。
◆日常のなかの突発的要因と対処例
▽トイレでバランスを崩して転倒
原因…掴まる所がない。便座が低く立ちにくい。
対処例…手すりを設置する。補高便座を利用する。
▽履物が脱げて転倒
原因…履物のサイズが合わない。かかとを踏んでいた。
対処例…足のサイズに合う靴を履く。
▽歩行車を頼りに立ち上がった際にふらつき転倒
原因…歩行車のブレーキがかかっていなかった。(ブレーキの利きが悪かった)
対処例…ブレーキをかける習慣をつける。ブレーキの定期点検をする。立ち上がりの練習を行う。
1回の転倒による重大な事故を予防するには29回の軽微な転倒や、300回のヒヤっとしたり、ハッとしたりする出来事の原因に対処することが効果的です。つまづいたり、ふらついたりした時は
「危なかった」と、その場で済ませるのではなく、どうすれば転ばないようにできるかを考えて対処するようにしましょう。
これまで全11回の転倒予防に関する情報をお届けしましたが、いかがだったでしょうか。人生100年時代。転倒を予防して、いつまでも元気な健康生活を送りましょう!
来月からも皆様に役立つ情報をお届けできるよう頑張るのでよろしくね!
参考)転倒予防のすべてがわかる本(2018.7.24)/松本 健史
美幌町地域包括支援センター
【電話】75-3220・【FAX】73-4787
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