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まちの話題

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和歌山県紀の川市

■アユ釣りシーズン到来!
独特の香りを持ち、別名「香魚」とも呼ばれる川魚の王様アユ。紀ノ川漁業協同組合(以下、紀ノ川漁協)では、昭和48年に養魚施設を建設し、海産種苗(※1)の中間育成を行い、河川へ放流しています。また、平成11年からは新たな増殖施設で、海産・人工種苗(※2)の中間育成を行い、年間約20トン生産しています。
紀ノ川漁協の養殖アユは、紀の川だけでなく、兵庫県や広島県など、全国各地の河川に放流されています。紀の川では、4月25日から養殖アユの放流を開始。早朝からトラックにアユを積み込み、この日は、約4万匹、600kgを紀の川各箇所に放流しました。アユはホースをくぐり、勢いよく川へ飛び出すと、浅瀬でピチピチと跳ねていました。「鳥などの外敵に負けず、大きく育ってほしい」と紀ノ川漁協の川口恭弘代表理事組合長。今回放流されたアユは5月20日の解禁時には20cmほどに成長し、8月から9月には、尺アユと呼ばれる30cmを超えるアユも現れ、釣り人たちを魅了するそうです。
川口組合長は「もっといろんな人にアユの魅力を知ってもらいたい。アユを身近に感じてもらえるよう、アユのつかみ取りイベントなどをやっていきたい」とアユへの熱い思いを語ってくれました。

※1…海で稚魚を捕獲したもの
※2…卵から人の管理下で育てられたもの

■時代に沿ったデジタル化の推進
昨年度から重点的に取り組んでいるデジタル化推進の一貫として山上起男(たつお)さん(53)がソフトバンク(株)から出向し、4月から市デジタル推進室で「デジタル推進監」として勤務しています。電話回線の開通などのネットワーク構築業務に携わってきた山上さんは「これまでの経験を生かし、時代の潮流に合わせたデジタル化を推進するための取り組みを提案し、市民の利便性向上に尽力していきたい」とデジタル化推進への熱い思いを込めて、話してくれました。

■2023ハス日記Vol.1~平池緑地公園~
初夏の平池緑地公園を訪れた人を華やかなピンク色をした大輪の花で魅了してくれる大賀ハス。4月初旬に新芽が発芽し、中旬から小さな葉が増え始め、5月中旬になると葉が少しずつ立ち上がり始めました。約4日間咲くと言われているハスの花。1日目は早朝から咲き始め、やさしい香りの漂いとともに満開を迎え、昼にかけて次第につぼみへ戻ってしまいます。4日目は夕方まで咲き続け、翌日には散ってしまうはかなくも神秘的な瞬間をぜひご覧ください。

■観光振興に関する連携協定を締結
2025年に開催される大阪・関西万博を控え、インバウンドなどの観光需要の回復が期待されています。市では、観光客のニーズやトレンドに合わせた取り組みを実現するため、4月25日に東武トップツアーズ株式会社と連携協定を締結。百木田(からきた)康二社長は「インバウンド誘客には、市の伝統文化を広く知ってもらうことが大事です」と話してくれました。今後、観光資源の発掘や体験型ツアーの造成などを進め、観光を通じた地域活性化を目指します。

■地域を彩る交流の輪
4月26日、粉河高校でKOKO塾の生徒16人と地域ボランティアの堀内健さんによる花いっぱい運動が行われました。生徒たちは堀内さんから肥料の種類や手入れ方法などの説明を受けた後、5つのプランターにマリーゴールドの植え替えを行い、粉河駅前などに設置。3年生の山中さんと佐野さんは「自分たちが植えた花を地域の人に見てもらえれば嬉しい」と話してくれました。今後もこの運動が続くことで、交流の輪が広がっていくといいですね。

※KOKO塾…粉河高校生による部活動で、和歌山大学や地域と連携しながら、豊かなまちづくりを目指し、さまざまな活動を行っています。

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