『フレイル予防のたんぱく質目安量』
◆フレイルとは
年齢に伴って、体や心のはたらき、社会的なつながりが弱くなった状態でそのまま放置すると要介護状態になる可能性があります。早く対策を行うことでフレイルの進行を防ぎ、健康な状態に戻ることができます。
▽フレイル予防の3つのポイント
・栄養(食事の口腔機能の改善)
・身体活動(ウオーキング、ストレッチ体操など)
・社会参加(趣味・就労・ボランティアなど)
◆フレイル予防の食事
3度の食事でエネルギーとたんぱく質をしっかりとる
欠食を繰り返すとエネルギーや栄養素が不足し、低栄養になります。特に筋肉の材料となるたんぱく質は重要な栄養素です。
▽たんぱく質は1日どのくらいとればよいの?
・体重1kgあたり1g以上
例)体重60kgの場合
60g以上が1日に必要です。
※やせている人は、標準体重を目安にしましょう。
例)身長160cmの場合
1.6(m)×1.6(m)×22=56.3kg(標準体重)
▽毎食どのくらい肉や魚を食べたらよいですか?
毎食手のひら1枚分
・木綿豆腐1/3丁 100g(たんぱく質7g)
・納豆1パック 45g(たんぱく質7g)
・卵1個 50g(たんぱく質6g)
・白身魚・青背の魚 80g(たんぱく質16g)
・赤身の魚 80g(たんぱく質18g)
・牛・豚もも肉 80g(たんぱく質17g)
・鶏もも肉 80g(たんぱく質17g)
・鶏むね・ささみ 80g(たんぱく質19g)
◆主食、主菜、副菜を組み合わせていろいろな食品を食べましょう
美幌町ではフレイル予防を目的としたシニア向けの料理教室を11月に開催します。
シニア世代に毎日必要な10品目を取り入れることを目指し、美幌町ヘルスリーダーがレシピを考案しました。
興味のある方はホームページをご覧ください。
参考文献:サルコペニア診療ガイドライン2017年版、若返りサポートブック(株)現代けんこう出版食品成分表八訂
申込・問合先:保健福祉課 健康推進グループ
(【電話】77-6544/77-6545)
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