『乳幼児のスキンケア』
冬の乾燥する時期は、お肌のトラブルが多い季節でもあります。
最近の研究からは、全身の保湿ケアをすると、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーが発症しにくくなることがわかっています。
今回は、最近のお肌のケアについてお伝えします。
◆乳幼児の肌
乳幼児の肌は、大人の1/2の厚さしかないため、バリア機能が未熟です。しっとりして見えますが、皮脂の分泌量も保湿成分も少なく、乾燥しやすい状態です。乾燥した皮膚からは、カビや細菌、ほこりに含まれる食物の成分が入り込み、アレルギーを引き起こしやすくなります。カサカサしていなくても、保湿ケアは毎日行います。
◆たっぷりの泡でこすらず洗う
・低刺激の洗浄剤をたっぷり泡立て、手指を使ってやさしくなでるように。(最初から泡ででてくるタイプのもあります)
・首や腕、足などはしわをのばして奥まで洗う。
・髪も体と同じ低刺激性のものでOK。よく泡立てて洗います。
◆すすぎはシャワーなどでしっかりと
・ぬるめで水圧の弱いシャワー、またはたっぷりのかけ湯でしわの奥までしっかり落とします。
・ガーゼやタオルでこすらない。
*すすぎ残しは、皮膚トラブルの原因に。
◆洗った後は保湿
・お風呂上りは、タオルでこすらず、やさしく押さえるように。
・保湿クリームは、全身に塗り広げます。
参考文献:母子保健(アレルギーとスキンケアの最新情報)
相談・問合先:保健福祉課 健康推進グループ
(【電話】77-6544)
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