美幌町地域包括支援センターだより

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『認知症になっても安心して暮らせる美幌町に』

◆認知症を知ろう
認知症とは、さまざまな原因で脳の働きが徐々に低下し、記憶力や判断力などが低下し、日常生活に慢性的に支障が出ている状態です。通常の老化による衰えとは違いますが、初期の段階では、通常の老化やうつ病などとの区別がつきにくく判別が難しいと言われています。

◆基本的な症状
▽記憶
新しいことを覚える、知っているはずの記憶の呼び覚ましがむずかしい。

▽見当識
時間、日付、季節感、場所、人間関係などの把握がむずかしい。

▽実行
旅行や料理など計画や手順を考え、それにそって実行することがむずかしい。

▽理解・判断力
2つ以上のことの同時処理やいつもと違うささいな変化への対応がむずかしい。

◆行動・心理症状
不安やあせり、心身の不調、周囲の適切でない対応などが影響して妄想や幻覚、攻撃的な言動、無気力などの症状が出ることがあります。

認知症は突然おこるわけではありません。認知症は私たちの生活の一部、人生の一部です。突然、何もできなくなるわけではありません。認知症になってもできることは沢山あります。それを理解したり協力してくれる人が近くにいることで、自分らしく生きることができます。どんな風に生きていきたいかを決めるのは、本人自身です。
センターでは認知症の相談を受けています。また、認知症の段階に応じたサポートをまとめた「認知症のしおり」(美幌版)も無料で配布しています。

参考：東京法規出版　認知症あんしんガイド

美幌町地域包括支援センター
【電話】75-3220・【FAX】73-4787