◆令和5年度 まちの主な事業
○新型コロナウイルス感染症対策 2億1,600万円
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金事業(※) 1億6,600万円
新型コロナウイルスワクチンの接種 5,000万円
※町がコロナ対策のため必要な事業を実施できるよう、令和2年度に創設された国からの交付金です。交付金を活用した事業の詳細は、ホームページで公開しています。
○物価高騰対策 2億2,900万円
(住民税非課税世帯などの方々に対する各種交付金や物価高騰対策に係る支援金)
○美幌町制施行100周年記念事業
※事業を抜粋しています。
美幌町制施行100周年記念式典 342万円
アーティスト公演 260万円
美幌町PR動画の作成 191万円
資料で見る美幌町の100年(図書館展示会) 85万円
○農業生産基盤や集落環境の整備 3億7,169万円
○道路の維持管理、整備 2億9,079万円
○道路の除排雪 1億8,656万円
○旧ゆうあいセンター解体工事 9,446万円
○子ども医療費の助成 4,259万円
○次期埋立処分場の整備(実施設計) 3,697万円
○美幌峠レストハウス「展望休憩室」の整備 614万円
◆一般会計の決算
令和5年度一般会計の支出総額は、令和4年度と比較し、主に総務費の庁舎改築等事業(駐車場分)、高度無線環境整備推進事業(光ファイバ)等の支払完了により、約4億円の減額となりました。収入は、地方交付税など国や道から交付されるお金である依存財源が全体の65%(83億円)で、まちで自主的に収入できる自主財源を大きく上回る状況であり、国の予算に影響を受けやすくなっています。
◆特別会計・公営企業会計の決算
特別会計は特定の目的のために独立して経理する会計であり、公営企業会計は民間企業と同じように利用料金などの収益で運営する会計です。
※病院事業会計の収益的収支(入院及び外来診療収入や維持管理費などの営業に伴う収支)のマイナス分は、現金の支出を伴わない支出(減価償却費など)が含まれていることによるものです。
※資本的収支(建設工事や機器の整備などに伴う収支)のマイナス分は、内部の留保資金などで補填しています。
◆令和5年度決算に基づく財政指標
「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に基づき、まちの財政が健全であるかを判定する財政指標を算定した結果、いずれも基準を下回りました。まちの財政は概ね健全な状態にありますが、引き続き将来にわたって持続可能な財政運営に努めます。
※早期健全化基準などの一定の基準を超えると、財政健全化のための計画の策定が義務づけられたり、まちの事業実施のための借金の借入額が制限され、町民負担が増える恐れがあります。
◆令和5年度の決算にあたり
本町の財政状況は、「第3次美幌町財政運営計画」に基づき、財政の健全化に向けた取り組みを強化してきた結果、人件費及び委託料の増額など物件費の上昇に伴う経常収支比率の増加があったものの、各種指標や町債残高、基金残高において目標とする数値を達成し、本町の財政状況は概ね健全な状態にあると受け止めています。
しかし、今後は、老朽化や耐震不足の公共施設整備に伴う、町債残高の増加や基金残高の減少が見込まれています。また、人口減少による税収や地方交付税の落ち込み、超高齢社会の進展を背景とした社会保障関連経費の増加、さらには、エネルギー価格上昇及び物価高騰による諸経費の増加などにより、まちの財政は、今後もますます厳しい状況になっていくことが予想されます。
今後も「第3次美幌町財政運営計画」やその他各種計画に沿って、引き続き持続可能な行財政基盤の確立に向けて、自主財源の確保や徹底した経費節減による行政のスリム化を図り、財政の健全化と住民福祉の向上に努めてまいります。
財政状況の詳細は、町ホームページでも公表しています。
問合先:財務課 財務グループ
(【電話】77-6530)
<この記事についてアンケートにご協力ください。>