◆今月のPick Up
美幌小学校のかしわの木
江戸時代後期、現在の美幌の地を訪れた探検家松浦武四郎は、現在の豊幌地区辺りで、網走川を右岸から左岸へと渡渉して歩いた際に、「周囲は、かしわが多く見られ…」と記録しており、昔は、現在の美幌市街地周辺でも、多くのかしわの木が見られたことが想像されます。美幌小学校の校庭周辺には、現在でもかしわの巨木が残されており、その一部は美幌町指定の文化財になっています。
今秋、この美幌小学校校庭にある、2本のかしわの保全作業が行われました。かしわの根元周辺の土壌を掘り起こし、通気性や透水性を良くするとともに、土壌改良材を混ぜることで、木の根が、呼吸しやすく、土の中の栄養分を吸収しやすくなるようにしました。これまで、度々、美幌小学校のかしわの保全作業を実施してきた効果もあり、昔に比べ、葉は勢いを増して丈夫になり、見違えるほどになっています。
これからも、町民にとって、歴史を感じさせてくれる癒しの木として、存在し続けてくれることを願っています。
◆企画展「おひろめコレクション展」
令和5年度に、博物館に寄贈された生活資料や動物写真家前川貴行氏の作品を展示します。なつかしい道具や、すてきな動物写真がご覧になれます。ご家族おそろいでお越しください。
開催期間:12月7日(土)~令和7年1月12日(日)
場所:博物館2階 特別展示室
観覧料:企画展のみのご観覧は無料
主催:美幌博物館
◆博物館講座(歴史編)「アイヌ刺繍を体験しよう」
アイヌ民族が着物などに施した、独特の模様の刺繍を体験します。
日時:令和7年1月18日(土)10時~12時
場所:博物館1階 講座室
講師:河本真由子氏、河本園美氏(ピポロアイヌ文化協会)
定員:12名
対象:中学生以上~一般(小学生も参加可能。小学3年生以下の方は保護者の同伴が必要です。)
参加費:800円(材料代)
持ち物:必要な方は眼鏡
申込方法:お電話で博物館まで
申込期間:1月7日(火)9時30分~1月17日(金)17時
◆プチ工房「しめ縄飾り」(事前申込み不要)
手作りのしめ縄で良い年を迎えましょう。(所要時間 30分~)
日時:12月13日(金)・14日(土)10時~12時、14時~16時で自由入室し、作品ができ次第終了
場所:博物館1階 講座室
対象:どなたでも(小学3年生以下は保護者同伴)
参加費:1個300円(お一人1個まで)
◆プチ工房「バスボム」(事前申込み不要)
スポンジ動物が産まれる卵のバスボム。作ってお風呂で楽しみましょう。(所要時間 30分~)
日時:令和7年1月10日(金)・11日(土)10時~12時、14時~16時で自由入室し、作品ができ次第終了
場所:博物館1階 講座室
対象:どなたでも(小学3年生以下は保護者同伴)
参加費:1個300円(お一人1個まで)
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問合先:博物館
【電話】72-2160
休館日:2日、9日、16日、23日、30日~1月6日
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