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令和6年度 町政執行方針

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北海道美幌町

3月に開催された定例町議会で、令和6年度の「町政執行方針」を平野浩司町長が、「教育行政執行方針」を矢萩浩教育長がそれぞれ述べましたので、主要施策の概要をお知らせします。

「次の100年への決意新たに」

昨年、新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類感染症に変更されたことに伴い、各種行事、イベントも通常どおり開催され、日常生活が新型コロナ発生前におおむね回復しつつあり4月1日、町政施行100周年を迎え7月1日には記念式典を無事開催することができました。
先人たちのこれまでのご功績に感謝し、「ふるさと美幌」を愛するすべての方々と力を合わせ、更なる発展に向けてその思いを次の100年に繋げていきたいと決意を新たにしたところです。人口減少と少子高齢化、長期化している原油価格・物価高騰による影響、さらには老朽化が進む公共施設の整備など喫緊かつ重要な課題が山積しておりますが、美幌町の将来を見据え、町民の皆さまが地域において安心して暮らし続けることができるよう、美幌が持つ活力を最大限に高め、町民の皆さまの幸せを願い、温かく寄り添う町政を全力で進めてまいります。
(3月5日町議会「町政執行方針」より)

◆町政執行5つの軸
(1)人を創り、地域力を高めるまちづくり
(2)自然の美しさやくらしの安心を、みんなで護りあうまちづくり
(3)まちの資源や持ち味を、活力に換えていくまちづくり
(4)住みやすく、人が集まる基盤をつくるまちづくり
(5)夢を育む体験!あたたかい人をつくるまちづくり

(1)人を創り、地域力を高めるまちづくり
・町ホームページのリニューアル
・びほろ未来ミーティングの開催
・電子決裁の活用・公文書の電子化
・自衛隊の充実・強化・支援の継続
・友好姉妹都市ケンブリッジへの留学拡充・訪問団受け入れ
・移住定住の促進
・犯罪被害者等への支援
・防災訓練実施と防災資機材の充実
・クーリングシェルターの利用周知
・環境に適応した消防行政の運営

(2)自然の美しさやくらしの安心を、みんなで護りあうまちづくり
・人工透析のための通院にかかる移送サービスの拡大
・認知症・フレイル・介護予防の推進
・障がい者・要介護認定者への「峠の湯びほろ」入浴料助成
・高齢者の補聴器購入費用助成
・帯状疱疹ワクチン接種費用助成
・妊婦健診時の交通費の助成
・国保病院常勤医師の増員
・医療従事者確保の推進
・白内障手術整備への機器等整備
・開業医への費用助成
・ゼロカーボンの推進
・エネルギー実証実験住宅の整備
・第IV期埋立処分場の造成
・広域中間処理施設整備の負担

(3)まちの資源や持ち味を、活力に換えていくまちづくり
・起業家支援制度の継続
・工場新設・増設への助成
・外国人技能実習生等の住居として公営住宅転用の検討
・新規就農者・環境保全型農業への支援継続
・農村ツーリズムの積極的な推進
・プレミアム商品券発行などによる商業振興推進
・トレイルルート開通に合わせた体験ツアー実施
・観光パンフレットの全面更新
・消費生活相談体制の継続

(4)住みやすく、人が集まる基盤をつくるまちづくり
・北海道横断自動車道網走線、端野高野道路、女満別空港網走道路の早期開通への働きかけ
・町道の計画的な整備
・市街地区の間口除雪の継続
・網走川・美幌川の樋門の管理体制の強化・治水対策
・普通河川の環境整備保全の実施
・コンパクトシティの推進
・住宅リフォーム補助制度の継続
・積極的な空き家解消の推進
・水道施設耐震化・経営基盤の強化
・水道未普及地域への助成

(5)夢を育む体験!あたたかい人をつくるまちづくり
・SDGs・ESDの推進
・幼児教育関係機関との連携充実
・多様化する特別支援教育の充実
・地域の魅力や課題を学ぶふるさと教育の充実
・イングリッシュルーム活用やALTによる英語教育の充実
・いじめ防止への徹底した取り組み
・不登校などへの相談体制の充実
・教職員の働き方改革の推進
・「1日防災学校」の実施
・交通安全の確保や犯罪から子どもを守る環境の整備
・給食を通じた食育の推進
・文化・スポーツ活動を通じた生涯学習の充実・発展
・創立50周年を迎える明和大学での学習機会の提供
・陸上競技場に全天候型マット敷設
・トレセンの耐震改修工事への準備
・「未来のアーティスト応援事業」の継続
・図書館活動の推進
・博物館活動の推進
・「未来のアスリート応援事業」の継続
・脱炭素化のため、びほーる反響板・リリー山スキー場・博物館内のLED照明設置工事の実施

◆主要施策の紹介
▽公共交通事業者の就業支援
公共交通の安定的な確保のため、町内の交通事業者に就業する地域おこし協力隊を募集し、将来的な定住・定着を図ります。

▽ふるさと寄附金の積極的推進
ふるさと寄附金の増収とさらなる寄附者の獲得を推進するとともに、企業版ふるさと納税制度も活用し、自主財源の確保に努めます

▽デジタル化の推進
マイナンバーカードなどを活用した「書かない窓口」を導入して来庁者の負担軽減を図り、町民にやさしいデジタル化を進めます。

▽不妊治療費の助成
不妊治療費の助成を行うとともに、特定不妊治療と併用して実施した先進医療の費用を一部助成し、経済的負担を軽減します。

▽一時預かり事業の充実
保護者の育児に対する不安感の解消や負担軽減のため、子育て支援センターで実施している一時預かり事業を拡充します。

▽子ども医療費無償化拡大
中学生までとしていた助成対象年齢を高校生等まで拡大し、所得制限も撤廃することで、保護者の負担軽減を図ります。

▽地域資源を活かした特産品開発支援
全日本司厨士協会と締結している食を通じた地域活性化に関する連携協定を活かし、地域資源を活用した特産品開発を支援します。

▽峠の湯交流ホールの改修
「峠の湯びほろ」のRVパークやテント泊利用者の利便性向上のため、交流ホールの改修を行い、さらなる集客を図ります。

▽みどりの村再整備
みどりの村森林公園とグリーンビレッジ美幌の老朽化対策やさらなる魅力化へ向けて、再整備の設計業務委託を実施します。

▽計画的な地域インフラ整備
道路・橋梁・上下水道などのインフラ整備を計画的に行い、安心して暮らすことのできるまちづくりを行います。

▽公営住宅の計画的建て替え・改善
公営住宅の適切な維持管理を継続するとともに、人口減少を見据えた将来の管理戸数を設定のうえ計画的な建て替え・改善を行います。

▽公園の施設・遊具の計画的更新
町内各地の公園を安心して利用できるよう、供用開始から年数が経過した施設・遊具の計画的な更新に取り組みます。

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