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町長室から 芽室町長手島旭

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北海道芽室町

■「人口動向に思うこと」
本年1月30日に総務省から「2023年住民基本台帳人口移動報告」が公表されました。本町の昨年の人口移動は10年ぶりに転入者が転出者を上回る「転入超過」となり(84人の増加)、十勝管内最多、道内町村の中でも3番目に多いという結果となりました。
この事実は「社会増」と呼ばれ、本町のケースでは転入者の年代も10歳までと30歳代が多く転入されていることから、生活の利便性や地理的条件、子育て施策などが総合的に結びつき、若い家族の世帯に転入していただいたのではと分析しております。
また、感覚的ではありますが市街地の空き地にも戸建て住宅やアパート・マンションなどの建設が目立つように思います。人口減少社会の中で転入者が増えているわけですから、私も率直に嬉しく思っておりますし、特に将来のまちづくりに向けて、若い世帯の転入は心から歓迎するところであります。
ただ、全国的には首都圏など大都市圏への人口集中が止まらない実態もあり、地方の人口減少は地方創生に向けても引き続き大きな課題と考えますし、死亡者数と出生者数を比較した「自然減」はどの自治体も大きく、本町においても人口全体としては微減の状況が続いています。さらには、1年の結果のみではなく数年の結果を見て成果やまちづくりの結果として判断すべきと考えております。
いずれにしても町行政として「住んでよかった」と思えるまちづくりをしっかりと、継続していくことが大切だと思いますので、今回の結果を喜びつつも今後の推移も見守りながら着実にまちづくりを進めて行こうと決意を新たにしたところです。

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