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特集 身近に忍び寄る“特殊詐欺”(1)

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北海道芽室町

近ごろメディアを賑わせている“特殊詐欺”の報道。その手口は多様化・巧妙化しており、ときには数百万・数千万円の被害が出ることも。
今月は特殊詐欺の実態や、詐欺から身を守るための情報を取材しました。

■芽室町にも特殊詐欺の予兆?
本特集の作成にあたり、芽室町公式LINEでアンケートを行いました。

▽1年以内に特殊詐欺と思われる手紙・メール・電話を受けたり、インターネット広告を見かけたことがありますか

▽「ある」と回答した方の年齢

143件の回答をいただき、過半数が「ある」と回答。さらに「ある」と回答した方の半数は60代以下でした。

■アンケートに寄せられた事例
▽偽の宅配業者からメッセージが届く
宅配業者を名乗るものから「荷物を預かっている」というメールやLINEがきた。公式のURLではないと気づき、メッセージを削除した。
10代女性ほか多数

▽投資目的を騙るLINEグループ
知らないうちに、投資の情報交換を目的としているというLINEグループに勝手に登録されていた。怪しいと感じ、ブロックした。
60代男性ほか多数

▽サイト利用料金の架空請求
使った覚えのないサイトの担当者を名乗る者から請求の電話がきた。覚えがないことを伝えたところ、電話を切られた。
50代男性ほか

▽身に覚えのない料金滞納
知らない番号から電話があり、滞納料金があると言われた。手続きのための連絡先を教えてほしいと言うと、電話を切られた。引き落としに失敗したのかと勘違いをして話を聞いていて、途中でおかしいと気がついた。
40代女性ほか

お寄せいただいたその他事例について、芽室町HPで公開しています。

■巧妙化する特殊詐欺
帯広警察署生活安全課の別紙幸治(べっしこうじ)係長にご協力いただき、最近の特殊詐欺の傾向などをお聞きしました。

Q.特殊詐欺の手口で、最近増えているものはありますか
A.架空請求詐欺の認知件数が多くなっています。有料サイトの利用料を騙(かた)るものから、インターネット閲覧中に偽のセキュリティ警告等を表示し、ウイルス除去の名目でお金を騙(だま)し取ろうとする「サポート詐欺」も発生しています。

Q.特殊詐欺といえば高齢者がターゲットのイメージですが、最近はどうでしょうか
A.年齢関係なく、被害に遭(あ)うようになっています。
特殊詐欺の手口として有名な『オレオレ詐欺』は比較的高齢者がターゲットになりやすい。しかし、最近は架空請求、投資を騙る詐欺、副業名目の詐欺が発生しており、これらは20~50代が被害となるケースもあります。

Q.最近発生している投資や副業名目の詐欺ですが、特徴や常套句はありますか
A.投資名目の詐欺は「簡単、手軽に始められる」「絶対に、すぐに儲かる」といった言葉が見られます。本来、投資にはリスクがつきもの。真っ当な業者であれば、それを説明するはずです。

副業名目の詐欺は、SNSを入口として「簡単な作業で稼げる」といった言葉でターゲットを囲い込みます。最初は少額の成功報酬が振り込まれるケースもあり、そこで信用してしまう。そこで「単価を上げるための保証金」などという名目でお金を騙し取られてしまうようです。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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