特集 令和5年度まちのお金の使い方(1)

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4月になり新年度がスタートしました。芽室町の仕事も新たに始まります。
今年度は長く続いた新型コロナの影響から一歩踏み込み、「ウィズコロナ(コロナとともに)」の段階を見据えた予算としました。
各分野においてDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を念頭に置きつつ、18歳までの子ども医療費無償化の拡大、小中学校全学年30人以下学級編制の実施、元気高齢者の運動機会拡大、農業分野でのドローン活用、まちなか再生に向けた新たな補助制度の創設など、第5期芽室町総合計画後期実施計画の最初の年であることを十分踏まえた予算編成としました。

一般会計：122億9,200万円(前年度比マイナス6億6,600万円)
特別会計と事業会計を含む全9会計の総額：218億3,386万円(前年度比マイナス6億1,574万円)

■本紙5～9ページの各事業の見方

■子育て
▼18歳までの子どもの医療費全額助成(子ども医療費給付事業・ひとり親家庭等医療費給付事業)
2事業合わせて7,717万9千円

▽ポイントは?
これまで15歳までとしていた医療費の全額助成の対象を18歳までに拡大します。
※18歳までとは…18歳に達する日(誕生日の前日)以後の最初の3月31日までを言い、保険診療の範囲で全額助成します。
医療費助成の対象にもかかわらず、受給者証をお持ちでない方は申請が必要になりますので、子育て支援課児童係【電話】62-9733までお問い合わせください。

▼不妊治療費助成事業(妊婦等相談・支援事業)185万円
▽ポイントは?
昨年度、一般不妊治療である人工授精、タイミング療法なども助成対象に拡大しましたが、今年度はさらに十勝管外で治療を行った際の交通費・宿泊費も助成対象とします。(助成には金額や回数の規定があります)

▼二人乗りキッズカート導入促進補助金(育児支援事業)11万4千円
▽ポイントは?
芽室町での子育てをテーマとして実施したオンラインによるめむろ未来ミーティングで「子ども二人を連れての買い物は大変。二人乗りカートがあると助かる!」とのご意見をいただきました。導入する際の金額を補助することで、町内の大型店舗での実現に向けて取り組んでいきます。

■教育・文化・スポーツ
▼小中学校全学年30人以下学級編制に向けた臨時教諭配置(児童生徒支援事業)2,423万7千円
▽ポイントは?
令和5年度から町独自に学級編制標準を「30人以下」、さらに実施対象を小中学校全学年に変更し、少人数学級編制を実施します。これにより、個々の学習状況や教育的ニーズに対応し、さらにきめ細やかな指導につなげます。
これらに対応するため臨時教諭(任期付職員)を令和4年度の1人から4人に増員します。

▼教育DX推進員の配置(教材・教具整備事業(小・中学校))
▽ポイントは?
ICTに精通した現職教諭を採用し、教育委員会に「教育DX推進員」として配置します。各学校で取り組んでいる、ICTを活用した個々の教育的ニーズに応じたきめ細やかな指導をさらに充実させ、子どもたちの確かな学力と社会の変化への対応力の育成につなげます。

▼総合体育館の改修工事(総合体育館維持管理事業)1億4,744万4千円
▽ポイントは?
電気や設備の老朽化に対応する改修を行います。また、新プールやトレーニング施設の再整備に合わせて機能移転した跡のスペースの利用について、令和4年度から実施しているアンケートやまちづくり意見募集、関係団体との意見交換などを踏まえ、アスリートミュージアムやキッズスペースの整備を進めます。(アスリートミュージアム・キッズスペースについては補正予算を計上のうえ進める予定です)

▼温水プール、トレーニング施設のオープン(温水プール維持管理事業、トレーニング施設維持管理事業)3億3,382万6千円
▽ポイントは?
いよいよ新しい温水プール、トレーニング施設が7月にオープンします。新しい設備はもちろんのこと、子どもからお年寄りまで幅広い世代の健康増進につながる運用にも期待です。令和5年度は新たな駐車場整備を中心とした外構工事と既存プールの解体工事も予定しています。