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「子育て」って○○です

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北海道芽室町

第2回目は、前回の“どらやきさん”のお話の続きです。今回は転居した後の地域での子育てについて、『「子育て」って楽しいです』というお話です。

転居先は、自然が多く人口も少ないところで、まさに“田舎”って感じのところでした。転居してすぐ、近所の方々に挨拶に行ったときに、「子どもがいるので…」と伝えたところ、「全然大丈夫ですよ!」と言ってくれたのが本当にうれしかったです。土地柄なのか、人も生活ものんびりしていて、それがとても良かったです。周囲の目を気にせずに、親子で散歩をしたり公園で過ごすことができて、充実した時間を過ごせていたと感じます。この頃すでに、発達障がいの診断を受けていたので、入所予定の幼稚園には、診断名のことを伝えていました。幼稚園での生活は比較的安定していて、日々の生活や行事などはそれなりにやれていました。先生方も特性をよく理解してくれていて、事前に丁寧に説明してくれたり、いろいろ配慮してくれました。以前は、相手に気を使うので、子ども同士で遊ばせることはしなかったのですが、「うちの子もこんな特性があるから…」と親同士で話すことができたので、家を行き来する機会ができてとても有難かったです。しばらくすると、幼稚園の先生から、「子育てで悩んでいる保護者がいるから、相談に乗ってあげてほしい」と言われるようになり、少しでも力になれればと協力するようになりました。

この時期は、私が子どもの特性を受け入れていたこと、周囲に発信していったことで、理解者が増え、安心感が持てるようになったのだと思います。人口は少なかったけど人付き合いは増えて、この頃は「孤独」だとは思わなかったですね。転居前の子育てがつらかったので、その反動もあると思うんですけど、この頃の子育ては、困りごとが思い出せないくらい楽しかったです。
(次号が“どらやきさん”のお話の最終回になります)

問合せ:子育て支援課発達支援係
【電話】62-3159

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