「子育て」って○○です

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第3回目は、“どらやきさん”のお話の最終回になります。芽室町に転居されてからの内容で、『「子育て」って基盤づくりです』というお話です。

次の転居先は、就学やその後の生活を見据えて、親戚が近くにいる十勝を選びました。芽室に決めた理由は、子育てに力を入れている町をネットで検索してみたら、芽室町がヒットして興味を持ったからです。芽室は帯広に近く利便性が良いので、本人も喜んでいました。でも、園の子どもの数が多いことに少し戸惑いました。子どもも、最初は人が多すぎて疲れていましたね。やるべきことが決まっていないと不安になるタイプなので、自由時間が多いと戸惑っていたようです。
当時は買い物に連れていくときにすごく気を使いました。触感が好きなのか、スーパーでこんにゃくとかをすぐに触ろうとするんです。買い物を経験させるのは社会勉強になると分かってはいるのですが、連れて行く気にはなれませんでしたね。曖昧なルールで困ることも多くて、「知らない人にはあいさつしない」って教えるんですけど、「知らない人」に当てはまるのは誰なのか、はっきり線引きされないと本人は行動に移せないんです。あと、だれに丁寧な言葉を使えばいいのかも判断しにくいようで、結局、挨拶はできたとしても小声になっちゃう。親としては大きな声で元気に挨拶してほしいし、ちゃんとしつけてますよって言いたいんですけどね。

小学校に入ってからは、毎日時間割でやることが決まっているので、日中は過ごしやすくなりました。友だちとの関わりが増えたのですが、自分の気持ちを言葉で伝えられなくてトラブルになることも増えました。入学前は、子ども同士のトラブルがあっても、親が間に入って解決できていたのですが、入学後だとそうもいかない。コミュニケーションの中身が課題だということが分かってきました。将来のことも深く考えるようになりましたね。この時期の子育ては、将来に向けての「基盤づくり」だと思っています。

問合せ：子育て支援課発達支援係
【電話】62-3159