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「子育て」って○○です

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北海道芽室町

今月号からは町内在住のにゃんこさんのお話が始まります。今回は『「子育て」ってがむしゃらです』というお話です。

息子が0歳のころは、近所に同年代の子どもがたくさんいたおかげで、親同士のつながりもあり、また、町の子育て支援センターも利用していたので、子育ては「孤独」ではありませんでした。息子が1歳ころ、仕事復帰をするタイミングで保育所の利用を開始しましたが、夫は仕事で家を留守にすることが多く、また私の通勤が片道40分以上かかっていたので、仕事と育児の両立がとにかく大変でした。
子どもの発達のことは、初めは気にならなかったのですが、2歳のときに親子で参加したイベントで、他のどの子よりもよく動くことに気づき、周囲に相談するようになりました。このころは夜なかなか寝てくれなくて、親も寝不足になり、子どもに対して声を荒げてしまうこともありました。自分の時間など全く無く、ストレスがたまっていて、"いっぱいいっぱい"だったのだと思います。誰かに助けてほしいと思い、町の保健師さんに相談したところ、発達の検査を受けることを提案されました。そのときは「頼るところができた」とほっとしたのを覚えています。検査を受けることに対して、周囲からは「(子どもを)障がい児にしたいの?」と言われ、理解してもらえないと感じることもありました。
検査を受けて、発達支援センターに通うことになりましたが、通勤に時間がかかるため、通う時間を作るのが大変でした。3歳ごろになると、苦手な音があることが分かり、特に突然鳴る音が苦手だったので、家電のお知らせ機能や自動運転機能はすべて切っていました。いろいろな経験を積ませたいと思い、家族で出掛けることがありましたが、刺激に反応して大声を出すことがあるので、図書館など静かな場所には連れていけませんでした。体験教室に行ったときに先生から「静かにして!」と注意されたときには落ち込みましたね。うるさくても許される場所や子どもの特性を理解してくれる人のところに行くのは安心でした。小学校入学までは、とにかくがむしゃらに子育てをしていましたね。(次号につづきます)

問合せ:子育て支援課発達支援係
【電話】62-3159

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