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自治体の皆さまへ

ストップ・ザ 悪質商法~被害の未然防止を目指して~

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北海道芽室町

町民からの消費生活相談を受け付けています

■消費生活相談事例 このままでは固定電話が使えなくなる?それって光回線の“便乗”勧誘かも!
▽Q
1.大手電話会社の代理店を名乗る会社から自宅に電話がかかってきて「固定電話からIP電話への設備切替に伴い、今までの固定電話が使えなくなります。工事が必要です」と言われた。
2.突然実家に訪問してきた事業者から「今後固定電話が使えなくなる。光回線にした方がいい」と言われ父は契約内容をよく理解しないまま光回線の契約を了承したようだ。解約できるか?
3.事業者から電話があり「光回線にすると電話の基本料金が安くなる。2024年にアナログ回線がなくなるため、光回線に変更するには工事料が発生するが今だと工事料は無料だ」と言われ曖昧な返事をしたが、今日になって契約書が届いた。契約した覚えはないので解約したい。
(相談内容は複数の相談事例、情報を再構成しています)

▽A
・NTT東日本とNTT西日本は、2024年1月以降、固定電話のIP電話への移行に伴い電話会社内の設備の切替を予定しています。この設備切替に、利用者側での手続きや自宅での工事は不要です。
・令和4年7月1日より電気通信事業者が光回線への切替を電話で勧誘する場合、契約に先立ち原則、書面を交付してから説明することが義務化されました。
・光回線などの電気通信サービスの提供開始前(回線工事伴うものは工事前)の契約解除は原則利用者に料金や経費の支払を求めないものとしています。また、サービス提供開始後の解約については上限を超える金額の請求は禁止されています。

■便乗する業者に注意しましょう
電話会社の設備切替に便乗して、以下のような勧誘文句で電話勧誘や訪問などの営業をする業者に注意しましょう。
「固定電話が使えなくなるため工事が必要です。」
「今までの電話機が使えなくなります。」
「今使用している電話回線が使えなくなります」など

■消費者へのアドバイス
・IP電話への移行後も現在使用中の電話機や電話番号はそのまま使うことができます。
・不要な契約であれば、きっぱり断りましょう。
・よくわからないときはその場で返事はせず、家族や周囲の人に相談しましょう。
・電話や自宅訪問により勧誘され、安易に契約してしまった後、解約したいと思っても電気通信サービスは、クーリング・オフ(※)はできませんので慎重に契約しましょう。

※クーリング・オフとは
いったん契約の申し込みや契約の締結をした場合でも、一定の期間内であれば無条件で契約の申し込みの撤回をしたり、契約を解除することができる制度。

▽IP電話
IP電話とは、アナログ固定回線と同じような使い勝手で通話することができますが、専用の電話回線を利用するのではなく、光回線などのインターネット回線にIP電話対応ルーター等で接続し、音声をデジタルの信号で送受信する電話サービスです。

参考:国民生活センター見守り新鮮情報342号国民生活センター報道発表「このままでは固定電話が使えなくなる!?それって光回線の“便乗”勧誘かも」

■無料弁護士相談会
日時:8月3日(木)18時~20時
1人30分
4人まで
担当:丸谷誠弁護士
申し込み:【電話】62-6556
8月1日(火)〆切

編集・発行:芽室町消費生活センター
相談受付:平日10時~16時
【電話】62-6556

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