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「子育て」って○○です

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北海道芽室町

今月号から2回にわたって“オカカオ”さんのお話を連載します。第1回目は『「子育てって」せきららです』というお話です。
平成28年4月、2,500グラムに満たない小さな男の子を出産。子どもが欲しいと思ってから7年、やっと産まれてきてくれた赤ちゃんでした。仕事もやめ、専業主婦となり一緒にいられた時間は幸せな時間でした。この時期は心身共に余裕があって、「もう1人欲しいな」と願うようになり、それから間もなく2人目を妊娠しました。
妊娠中はつわりがひどく、横になっていないと辛い毎日でした。お兄ちゃんは離乳食が終わるころから食が細くなり、あまりご飯を食べなくなりました。なだめても、味付けや食材を変えても食べてくれず、あせった気持ちから「いい加減ちゃんと食べなさい!」と怒ってしまうこともありました。今となっては怒ってもどうにもならないとわかるのだけれど、そのときは食べさせて体重を増やさなきゃという一心でした。
そんな中、平成30年2月に弟が産まれました。日中は2人の子どもの面倒をみて、夜は3時間ごとに授乳。365日24時間休みなく先が見えない日々。寝不足のせいか、めまいや吐き気の症状に襲われ、マイナスの感情ばかりうまれていました。
お兄ちゃんはいやいや期に入り、癇癪(かんしゃく)が強くなりました。感情のまま泣きわめく姿にどうしたらいいのかわからず、イライラが募って、お兄ちゃんをかわいいと思えなくなっていました。「母親失格だ」と自分のこともどんどん嫌になっていって、今振り返ってもこのころは限界でした。
夫は仕事上、数週間家にいないこともあって、育児は基本私一人でした。それでも休みの日には、お兄ちゃんを連れて公園へ遊びに行ってくれました。週末には義父母の家にお泊りさせてもらうこともあって、家族も気遣ってくれていましたが、自分から頼ることがうまくできなくて、誰にも心の内を話すことはできませんでした。(次号に続く)

問合せ:子育て支援課発達支援係
【電話】62-3159

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