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特集 芽室町発祥のスポーツ“ゲートボール”の今

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北海道芽室町

1947(昭和22)年に芽室町で生まれ、今日まで70年以上にわたり親しまれているゲートボール。今月号では発祥の地としての歩みや普及への取り組み、競技としての魅力を特集します。

■10年後の競技存続を見据えて
現在50以上の国と地域、1000万人以上の人々に愛される競技となったゲートボールですが、国内ではゲートボール協会の会員数が毎年数千~1万人ずつ減少しているなど、競技人口の減少が課題となっています。

高齢者の引退、指導者や審判員不足、少子化、娯楽や趣味の多様化と原因は様々です

2019年には日本ゲートボール連合による再生プロジェクト『ゲートボール“beyond2024”構想』がスタート。従来の限られた年代による競技スポーツのイメージからの転換を図っています。

芽室町では“発祥の地”として、関係機関と協力し、ゲートボールの環境づくりと普及活動に取り組んでいます。
・活動しやすい環境づくり
・普及の基礎づくり
・交流機会の仕掛け
・マナーアップ運動の展開
・揖斐川町小学生県外研修派遣訪問団への普及活動
・発祥の地杯全国GB大会 親善的な大会を基調にしながら、「より競技性の高い大会とする」ことで、スポーツとしての魅力を高め、子ども達も出場を目指す大会とするコンセプトを打ち出しています

■ゲートボールの歴史
・1947年(昭和22年)芽室町で代用パン工場を営んでいた鈴木栄治(後に和伸に改名)氏が、子どもたちが気軽に楽しめる遊びとして考案
・1981年(昭和56年)芽室町で第1回全町ゲートボール大会が開催される
・1984年(昭和59年)芽室町に道内初の屋内ゲートボール場『老人健康増進センター』が完成その後、栄治氏の妻・寿美氏の手紙により、芽室町がゲートボール発祥の地であることが判明
・1987年(昭和62年)芽室町で第1回発祥の地杯全国ゲートボール大会が開催される
・1996年(平成8年)芽室町健康プラザが完成
・2017年(平成29年)ゲートボール生誕70周年記念事業が開催される

■ゲートボールの魅力とは
競い合うスポーツ、コミュニケーションツール、地域文化としての側面をもつゲートボール。プレイヤーから見た魅力について、今年競技を始めた方にお聞きしました。

▽照井佑汰さん(芽室高校1年)
同じ高校の浮田さんに誘われ、今年競技を始めました。
当初は思った方向にボールを打つことができませんでしたが、狙い通りに打てたりゲートを通せたときの喜びは他のスポーツにはないと思います。

▽川村悠大さん(芽室高校1年)
体格や年齢に関係なく、上達のチャンスが誰にでもあることが魅力だと思います。
普段は少年団チーム『マチルダ』と練習していますが、経験者の方に教えてもらえる環境で上達を感じています。

芽室町は今後も“発祥の地”としてゲートボール振興に取り組んでいきます。これからのスポーツの秋、ご無沙汰だった方も、ぜひゲートボールをプレーしてみてください。

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