町長室から 芽室町長手島旭

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■「心身の休息とバランス」
広報誌に毎月掲載している「町長室から」では、町政課題、町の出来事をお知らせすることが多いのですが、今回は少し視点を変えて、息抜き、切り替えなどの大切さについてお話したいと思います。私は出張や休暇などで不在の日を除き、庁舎での勤務日に「おはようございます!」というメッセージメールを職員のみなさんに送っています。その中で、もちろん「仕事をがんばって!」とハッパをかける内容もあるのですが、一方で、心身の休息とバランスについてメッセージを送ることがあります。
多種多様な価値観と情報開示やセキュリティなどにとても敏感な世の中となり、町職員だけではなく、町民のみなさんも本当に多忙で神経をすり減らす生活を送っていらっしゃる方が多いと思います。
しかし、100mを走るような全力疾走でマラソンのように長い距離を走り切ることはできません。私たちは生活や子育て、仕事など、長い期間をかけて、充実感や達成感そして幸せを得ようと日々がんばっていますが、やはり立ち止まってみることや周りの景色や季節を感じるような「休息」を取ることはとても大切なことだと思います。
自分の頭の中の悩みや様々な問題を一度真っ白にする時間をとったり、体力的に限界が近づけば睡眠やメンテナンスを行う。そして、回復したら能率もあがり今まで以上がんばれたという経験がある方は多いのではないでしょうか?
「ゆっくり休める人ばかりではないよ!」とおっしゃる方もいるかもしれませんが、1日5分間目を閉じて何も考えない、昼間に10分程度心身を休ませることだけでもとても効果があるという説もあります。
私も特に新型コロナの分類移行後は大変多忙となり、ふと窓の外をみるといつの間にか日高山脈の雪がなくなっていたり、公園や街路樹の新緑が深まっていてびっくりしたことがありました(苦笑)「周りの自然や環境変化にも気づかないのはよくないな…」と反省した次第です。まだ、暑さが残る季節ですがこれから涼しく、食欲の秋ともなります。しっかりした食事を摂りながら「心身の休息とバランス」について考え、実行してみてはいかがでしょうか。