「子育て」って○○です

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今月号で“まりりんさん”のお話は最終回です。今回は『「子育て」って、自立です』というお話です。

親元を離れ高校に入学した当初は、本当に続けていけるのか不安でしたが、やりたかった部活に入り、目標に向かって頑張る環境ができたことにより、予想以上に順調に過ごすことができました。言葉遣いや礼儀作法、我慢することなどは学校のおかけでずいぶん身に着けることができました。ストレスをため込んだときに調子を崩すのではないかと心配でしたが、祖父母と過ごすことが癒しになることに気づき、時折遊びに行くことでバランスをとっていました。
2年生になり、卒業後の生活を見据えた実習が始まりました。実習中は厳しいことを言われることもありましたが、褒められることもあり、そうした経験の中で自分のやりたい仕事を絞っていくことができました。卒業後は希望していた職場に入ることができ、福祉サービスを利用しながら、ステップアップを目指すことになりました。

高校3年間、「行きたくない」「やめたい」と言ったことは一度もなく、大人の手を借りなくても自分でできることがどんどん増えていき、親の予想を超えて自立が進んでいったのには驚きでした。高校卒業で子育てはひと段落つきましたが、終わったという感覚はなく、私の「子育て」は死ぬまで続くのかもしれません。最近、私が気を回して「○○はどうしたの?」「××は大丈夫?」と聞くと、「過保護だよ。やめて」と言われてしまいました(笑)。
(今月号でまりりんさんのお話は終わりです)

問合せ：子育て支援課発達支援係
【電話】62-3159