町民からの消費生活相談を受け付けています
■相談事例/ホテル予約のキャンセル条件にご注意ください
Q.宿泊の2日前にホテルのウェブサイトから予約し、宿泊前日にキャンセルをした。ホテルからは宿泊費100%を請求されたが、妥当な請求金額だろうか。
A.
ホームページで当該ホテルの利用規約を読むと、宿泊2日前のキャンセルは70%、前日のキャンセルは100%と書いてあり、相談者は、前日のキャンセルなので、規約に従うことになります。キャンセル料はホテルによって設定することができ、前日のキャンセル料は、50%~100%の間で設定しているホテルが多いようです。請求額が高額すぎる場合には、平均的損害を超える部分は無効だとの主張も可能です。
インターネットでの予約は便利ですが、契約内容や事業者の問合せ先をしっかり確認しないと思わぬトラブルに遭うことがあります。
次のようなトラブルにも気を付けてください。
▽事例
・海外事業者が運営する旅行予約サイトからホテルと航空券を予約し、キャンセルしたところ、ホテルは無料でキャンセルできたが、航空券のキャンセル料100%かかった。
・今週末からパックツアーに行く予定だが台風が上陸するらしい。旅行会社にキャンセルを申し出たら、自己都合のキャンセルなので代金の30%の取消料が掛かると言われた。
・インターネットで格安航空券を検索し旅行会社のサイトから大人二人分を申し込み、お金を振込んだが旅行前日になってもチケットが届かない。旅行業者に何度も電話しているが誰も出ない。
(独)国民生活センター資料より
▽消費者へのアドバイス
・海外事業者が運営する旅行予約サイトはコミュニケーションを取るのが難しい場合があります。日本語対応時間が日本時間に合わなかったり、日本語で問い合わせメールを送っても、英語で返信がくることがあり交渉が円滑に進まない場合もあります。
・台風でも、旅行業者や航空会社が催行不能と判断しない限りは、旅行者都合のキャンセルになります。出発便の欠航などで旅行業者がツアーを取り消した時、全額が返金される場合があります。(募集型企画旅行や受注型企画旅行など)
・旅行予約サイトでの予約は手軽で便利ですが、何かあった際に連絡が取れないなどのトラブルも起きています。
・申し込みを完了する前に、キャンセルなどの条件や契約内容をよく確認しましょう。
インターネットで旅行を申し込む時、サイト運営事業者は以下のどれかに該当します。
(1)旅行比較サイト(トラベルコ・スカイスキャナーなど)
(2)旅行業者のサイト
I.国内(楽天トラベル・るるぶなど)
II.国外(agoda・Booking.comなど)
(3)航空会社や宿泊施設のサイト
それぞれに利用規約がありますのでよく確認してから申し込みましょう。
■無料弁護士相談会(相続、多重債務、契約トラブル等)
日時:11月7日(木)18時~20時1人30分
場所:めむろーど3階
担当:丸谷誠弁護士
申込:【電話】0155-62-6556
■消費者サロン「知っておきたい広告、表示の注意点」
日時:10月31日(木)10時~11時30分
場所:めむろーど3階レファレンス
講師:大島瑞穂さん 公正取引委員会事務総局
参加費:無料
編集・発行:芽室町消費生活センター
相談受付:平日10時~16時
【電話】62-6556
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