■世界で活躍を誓う3名が芽室町で短期実習中
廣瀨新伍(ひろせしんご)さん
濵岡宙穂(はまおかみちほ)さん
山下佳代子(やましたかよこ)さん
国際協力機構(JICA)の海外協力隊として海外派遣を控える3名が、自治体の課題解決に取り組む事前実習のため、芽室町に訪れ活動をしています。
研修期間は10月から12月までの75日間。短い期間ですが、世界での活躍を見据え、芽室町で研鑽を積む皆さんにインタビューしました。
▽国際協力機構(JICA)とは…
日本の政府開発援助(ODA)を一元的に行う実施機関として、開発途上国への国際協力を行っています。
≪JICAホームページより≫
▽全員で町を盛り上げようとするエネルギーが魅力
3名は、海外派遣前に地域活性化や地方創生等に関する経験を積み、それらを派遣先で生かすことを目的とした「グローカルプログラム」に参加しています。実習先は全国各地にあり、それぞれが希望を出すことができるそうですが、「これまで来たことがなかったため興味があった」という北海道の中から、中でもひときわ目を引いた実習概要を見て、芽室町を実習先として選んだと言います。「実習概要から、町民と行政の距離が近いことが伝わってきて、町のエネルギーも感じられた。そのイメージ通りで、一緒に町を盛り上げようとしている姿がとても魅力的」と声をそろえて町の印象を話しました。
▽自身の得意分野と向き合い世界で最大限の発揮を
4月からは異なる国で、「高齢者介護」「環境教育」「野球」と、それぞれの得意分野を生かし、活動をしていくことになります。「芽室町でもそれぞれの得意分野をさらに伸ばせるよう、実習臨みたい」と意気込みます。例えば濵岡さんは、自然環境の保護に取り組む過程で、フランスで開発された気候変動教育ワークショップ〝ClimateFreskJapan〟に所属しており、「芽室町でも環境教育を進めたい」とこのセミナーの準備を進めています。
▽「チーム芽室」で応援し関係性を構築
この実習の受け入れ主体は「一般社団法人十勝プラス」ですが、町としても、来年4月以降も海外派遣中の情報交流や帰国後の芽室町まちづくりの担い手として期待しており、実習期間の3か月間は「チーム芽室」として、幅広く、密に関係を築いていく考えです。
町で見かけた際には、温かいエールをお願いします。
3名は12月18日まで芽室町に滞在し、来年4月に各派遣先へと旅立ちます。
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