健康コラム第7回『健康な体は、健康な口腔から～＂健口＂を守る生活をしましょう～』

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■オーラルフレイルとは
口腔機能が衰えることによって、食事や会話、呼吸などの日常生活に支障をきたし、身体的・精神的な衰えを引き起こすことを言います。
口腔の健康が損なわれると、食事がうまくとれなくなり、結果として栄養バランスが崩れることがあります。例えば、噛む力が低下すると固い食べ物を避けるようになり、柔らかいものばかりを食べるようになります。これにより、たんぱく質やビタミン、ミネラルの摂取が不足し、筋力や免疫力が低下する恐れがあります。
体の中で、口腔(お口)の健康は単なる「食事をする場所」以上の重要な役割があります。口腔の状態が健康全体に深く関わることがわかってきていて、その中でも「オーラルフレイル(口腔フレイル)」という概念は、これからの健康管理において注目されています。

■オーラルフレイルを予防するには
重要なことは、筋肉をつけること。口腔の機能である「噛む、飲み込む、会話をする、表情を作る」は筋肉の動きによって行われています。口腔の筋肉を使わない、つまり柔らかいものばかりを食べ、会話をしないと口腔の筋肉は衰えていきます。顔や舌の体操を行い、オーラルフレイルを予防しましましょう。
顔の体操の一つに、「あいうべ体操」があります。口と舌を大きく動かす簡単な体操です。
あ：「あ」と発音しながら口を大きく開ける。
い：「い」と発音しながら口角を引き上げ、顔の筋肉を使って笑顔のような形を作る。
う：「う」と発音しながら唇をすぼめ、口の周りの筋肉を引き締める。
べ：「べ」と発音しながら舌を下にしっかりと伸ばす。

健康な口腔を維持することは、食事や会話を楽しむためだけでなく、全身の健康を支えるためにも欠かせません。元気な体と口腔を守りましょう。

問合せ：子育て支援課子育て支援係
【電話】62-9733(窓口1階4)