くらしのたより～賢い消費者を目指して～

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消費者知識の情報提供、啓発を行っています

■家庭用燃料価格調査(北海道消費者協会調べ)
北海道消費者協会では、道内各市町村の消費者協会が行っている毎月の家庭用燃料(灯油・ガソリン・LPガス)価格の調査結果を公表しています。
公表された「令和5年中の調査結果」から、十勝管内と芽室町の調査結果を抽出してお知らせします。
特に近年は、世界情勢の影響からか、灯油やガソリンなど燃料価格の上昇傾向は依然として続いており、令和4年に燃料油の小売価格急騰の抑制を目的に発動した「燃料油価格激変緩和措置」により、現在、ガソリン価格は150円台後半から160円台後半を推移し、灯油に関しては令和3年11月に100円台に達したのを皮切りに現在は115円台になっています。
また、LPガスの価格は前年にくらべ大きな変動はなく比較的安定はしていましたが、燃料油と同様にLPガスの価格動向にも注視することが必要です。
燃料油価格を決める原油価格(ドバイ原油の価格)は、令和2年後半は1バレル40ドル台で推移していましたが、令和3年に入って上昇に転じ、令和3年10月には80ドルを超えるなど、原油価格の変動は私たちの生活にも直接影響するものです。
私たち消費者も、ガソリンなどの価格を一点にとらえるだけではなく、世界情勢を含め多角的な視点をもって関心を寄せる必要があると思います。

▼灯油
▽芽室町
芽室町の令和4年12月は1リットル当たり118円(高値)で、その後110円台を小幅に変動していましたが、9月から11月にかけて120円台後半へと上昇に転じ、現在は110円台に値を戻していますが予断を許さぬ状況となっています。

▽十勝管内
十勝管内も芽室町と同じく令和5年の年明けから小幅な値動きとなっており、9月から11月にかけて1リットル当たり10円強の上昇となりました。

▼フルサービスガソリン
▽芽室町
令和4年12月は高値164円で、令和5年4月から10月まで150円台を推移しましたが、11月に入り160円台後半に上昇しており、今後どのように価格変動するか気がかりなところです。

▽十勝管内
令和5年中は、高値は157円～172円、安値は136円～154円で変動し、レギュラーガソリンの安値と高値の価格差は30円超える状況になっています。

編集・発行：芽室消費者協会
開設時間：平日9時～17時
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