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自治体の皆さまへ

市街地町内会連合会 元気かい?

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北海道芽室町

■「町内会役員について思うこと」町町内会長 富田明雄
町内会は、世代を越えて地縁によって結ばれた支え合いの場です。地域住民の日常の交流を通じて、防災・防犯や福祉、清掃や環境美化、交通安全、高齢者の見回り、サロン活動など多岐にわたって会員の生活を支えているのが町内会だと思います。その活動を陰で支えているのが町内会役員だと思っています。
しかし、各町内会とも、役員改選は頭の痛い切実なる問題です、何故なら役員のなり手が不足しているということです。諸般の事情により役員・班長がどうしても出来ない、または役員はやりたくないからと町内会を脱会するという話を多々聞きます。
ひと昔前とは、大きく時代が様変わりしている現状もあると思います。今は人生100年時代と言われ、60歳定年の延長、定年退職後の再雇用、定年後も働くのが当たり前で、共稼ぎ世帯も珍しくない時代となっています。
また、平日の仕事が終わった後、休日はゆっくり休みたい、家族サービス、趣味を優先したいという気持ちは当然だと思います。
こうした時代変化、意識変化に対応していかなければ、役員問題はより深刻になっていくと思います。役員は責任重大で会議も何回もあります。町内会行事はその都度参加しなければならないなど、役員を引き受けたら大変だとならないように、役員に負担をかけない、負担と思わせない創意工夫した役員対策が町内会では早急に求められていると思います。
例えば、役員会の開催日数を減らす努力として、毎年定例で開催されている行事、「花見」、「観楓会」、「敬老会」などの日程は定期総会で決定し了承を得ていれば、その都度、役員会を開催する必要はなくなります。会費は、年1回で徴収すれば班長も会計も労力的にすごく助かります。役員会開催の案内は、紙ではなくLINE(ライン)で配信すると総務部長は、会議開催の案内文書を関係役員に配布する手間がなくなるし、会議の出欠はLINEで返信するとすごく効率的になります(スマホを持っていない、LINEを利用していない役員は従来どおり印刷物での対応が必要となります)。行政などから依頼される回覧文書は、課ごとではなく、月1回まとめて発送いただくと班長も回覧の回数が減り、助かります等々…。
町内会は必要不可欠な自治組織です。大きな町内会、小さな町内会それぞれで工夫できる内容は違うと思いますが、町内会役員を引き受けると大変であるという印象を、町内会の会員皆で役員となる方を支えることで、不安を解消していかなければならないと思います。

■「アンケート調査について」
連合会では、各町内会を対象としてアンケート調査を実施しました。各町内会の組織内容や、行事についての情報交換、それぞれの町内会運営の参考、あるいは緊要な課題についても情報を共有することで取り組みの参考としていただくことを目的としています。2月下旬を期限として取りまとめ、現在、役員の中で分析、整理を行っているところです。
アンケートについては、以前にも連合会において同様の内容で調査を実施しており、それらを比較するなど、継続的に今後もアンケートを行っていく予定です。
そのアンケートの内容は、
(1)組織や運営のことについて
(2)緊要な課題について
それぞれの町内会の回答、意見を求めています。
主な項目としては、防災について、高齢者福祉、サロン活動、子ども会活動、町内会加入勧誘活動、役員のなり手対策などです。
そのまとめたものは、今後、すまいるの連合会広報「元気かい?」で皆さんにも公表したり、各町内会にも資料を提供させていただきます。

■「ご一緒しませんか?」
1月25日(木)、芽室町環境審議会が開催され、芽室町における脱炭素(ゼロカーボン)への取り組みを議題として、連合会役員もその審議会の委員として参加してきました。
その中で、われわれ町民ができることということがありました。なかなか二酸化炭素を減らすということはイメージできませんが、日常の生活の中で、節電、節水、暖房費・冷房費の削減、エコドライブとかは考えられますが、使い捨て商品を避ける、食品ロスを減らす、資源回収に協力する、リサイクルショップを活用するということもその脱炭素活動につながるのだということを知りました。地球温暖化の影響とされるこの頃の異常気象とか、海が暖かくなって捕れる魚が変わってきているなど、不安なことがいっぱいあります。皆さんも日常の中で脱炭素活動に取り組んでみませんか。

発行・編集:芽室町市街地町内会連合会

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