文字サイズ
自治体の皆さまへ

市街地町内会連合会 元気かい?

53/59

北海道芽室町

■「芽室町冬の避難体験会」
総務課危機対策係総合危機管理士 佐藤春雄
令和5年度、冬の避難体験会を2月17日(土)の朝9時から11時まで、芽室小学校体育館で行いました。
芽室町では、平成29年度から「冬の避難体験会」として、寒さの厳しい2月に訓練を行っています。
冬季に地震が発生した際に、自らの身は自分で守る必要があるとともに、積雪、寒冷の中において、救助や避難行動に制限を受けることから、地域の助け合いが重要となります。町民や地域の避難力及び避難先での災害対応力向上を目指して、個人と地域、そして行政が連携するという内容で行われてきています。
令和2年度と3年度は、新型コロナのため中止となっていましたが、令和4年度から感染症対策をとりながら規模を縮小して再開しました。今年度は芽室小学校体育館において、昨年度と同様の規模で、麻生町、錦町、錦町西、花園町東の4町内会の地域で、子ども達や親御さん、そして高齢者、67名の参加がありました。
折しも、今年の1月1日には、能登半島地震が発生し、北陸地方では甚大な被害に見舞われました。その中で、各地区での避難所の様子など報道を通じて知ることができました。そのこともあり、今回の冬の避難体験では、避難行動はもとより、感染症対策を考えながら、避難者自らが避難所を開設し、段ボールベッドを組み立てて、家族構成に応じた避難者スペースを体験しながら作ることや、段ボールベッドがない場合などについても体験することで、参加者が改めて、災害における対応の重要性を感じられていたようです。
段ボールベッド無しで体育館の床に、ブルーシートを敷き、毛布だけとアルミマットを敷いた場合と体験してもらいましたが、非常に痛くそして冷たいとの感想でした。
能登半島地震の避難所にもたくさんのテントが並べられていましたが、今回の体験会の会場にもプライバシー対策用マルチテントを展示させていただきました。これは乳幼児の授乳用、おむつ交換や女性の着替え用、またプライバシーや感染症対策としても使うことができます。これには、屋根付きのものと、屋根のないパーテーションとして使うものもあります。
最後に、避難所の開設や運営について説明を行いました。避難所内の通路、町内会などの地域分け、世帯数などを考慮し、配置の仕方とか、感染対策としては、別のエリアに設置するなど、体験することによって学ぶことができたと思います。また、そのための非常食や避難用資材は、芽室小学校の体育館の場合はステージの下に保管されています。他の学校でも体育館の地下、あるいは近くの倉庫などに保管されています。

発行・編集:芽室町市街地町内会連合会

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU