■地域活性化センターへの職員派遣 永森健太(ながもりけんた)さん
音更町出身。北海道教育大学旭川校を卒業後、平成27年度に芽室町役場に入庁。趣味は旅行で、本州に一泊二日の弾丸旅行に行くこともあるのだとか
このたび、芽室町から一般財団法人地域活性化センター(東京都中央区)に2年間の職員派遣が決まった永森さんにお話を伺いました。
▽地域活性化センターとは
昭和60(1985)年10月、全国の地方公共団体と多くの民間企業が会員となって設立。現在も全国の自治体や民間企業から派遣される職員で構成されている。
活力あふれ個性豊かな地域社会を実現するため、ひとづくり、まちづくり等地域社会の活性化のための諸活動を支援し、地域振興の推進に寄与するため活動している。
芽室町は令和2年度から職員派遣を行っているほか、令和4年7月には同センターと町で『地方創生に向けた人材育成に関する連携協定』を締結している。
▽『新しいことがしたい』という想い
永森さんは芽室町役場に入庁後、保健福祉課介護保険係(現:高齢者支援課介護保険係)、政策推進課財政係を経験。いずれも『お金』に強く関係する部署だったこともあり、以前から「入庁から10年目を迎えるにあたり、新しいことがしたい」と考えていたそうです。
今回の職員派遣について「希望したとおりとなり、嬉しい」と頬を緩ませます。
地域活性化センターでは企画・人材育成グループ副参事として配属され、人口推計や地域経済循環分析について、各地域の課題解決を支援する業務に携わる予定です。
これまでの仕事との違いについて「今までは役場内部の人との調整が多かったが、地域活性化センターでは外に出て、地域の人とお会いして仕事を進めていくことになる」と分析。この春からは、各地を飛び回ることになりそうです。
▽“避けて通れない問題”解決に向け
派遣先での意気込みについて「人口減少、地域経済の縮小は地域にとって避けて通れない問題。現に芽室町でも徐々に人口は減ってきている。色々な地域の話をお伺いし、見聞を広められたら」と永森さん。
▽芽室町の人口変動
芽室町は平成17(2005)年に18,000人を達成して以降、人口増加が続いていたが、平成27(2015)年からは人口減少に転じている。
国立社会保障・人口問題研究所によると、令和22(2040)年には約14,600人まで減少すると推計されている。
「自分自身、数字に強いことが強みではないかと思う。今までは内部の人との調整やお金の算定に携わってきた。実際に地域で人やお金が動くところを見て、経験に落とし込んでいきたい」と真剣な表情でした。
永森さん、2年間頑張ってきてください!
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