■その106「願恵寺」(芽室町美生二線三十四番地)
めむろ歴史探訪会 柳澤正弘
明治三十七年、浄土真宗本願寺派西本願寺より御本尊「阿弥陀如来絵像」が下付され、美生四線三十一番地に芽室説教所を設け、永田鉄眼が法務に努める。三十九年、師は芽室市街に移る。堂は焼失(御本尊は門徒宅にあり、難を逃れる)
四十三年、美生三線三十七番地(大谷派説教所後)に美生説教所と改称して、原慧了が着任、御影像もここに安置された。
大正六年、門徒数も増えて現在地に本堂の建設に着手、八年に本堂落慶法要を営む。
同九年、原師が退職、広島に帰る。
同年、願恵寺の寺号が認可され、福井出の藤原円達が着任、開基住職となる。昭和二十二年、蓮如上人四百五十回遠忌法要を厳修。
円龍(長男)、副住職で法務にあつたが三十七年、病で亡くなる。
月昇(二男)は同年、茂尻鉱業所を退職して入寺。三十八年、得度。
四十一年、親鸞聖人御誕生七百回年大遠忌法を厳修。五十年、本堂の大改修。
五十一年、開基住職円達師八十六歳にて往生。
五十二年、月昇、二世住職を拝命。五十三年、納骨堂完成、入仏法要を勤修する。
五十四年、対面所、庫裡新築。
平成十五年、本堂修復等百年事業を行う。蓮如上人五百回遠忌、開教百年慶讃法要を厳修。二十一年に月昇亡くなる。
同年、昇(月昇の長男)、願恵寺三世住職を拝命して現在に至る。
▽引用・参考文献
「百年の歩み」願恵寺平成十五年発行
「美生史」昭和五十年発行
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日時:六月二十五日(火)九時~十六時三十分(予定)
料金:二千円
集合:八時四十五分芽室中央公民館前
その他:昼食持参
参加希望の方は、六月十五日までに氏名・住所・電話番号を申込ください。
申込み:めむろ町民活動支援センター
【電話】62-0413【FAX】62-0414
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