■春の叙勲 旭日単光章を稲垣順子さんが受章
▽叙勲(じょくん)とは
70歳以上か、所定の条件に該当する55歳以上で、国家や公共事業、社会に功労のあった方などが対象となります。今回稲垣さんが受章した「旭日章(きょくじつしょう)」は功績の内容に着目し、顕著な功績を挙げた方に授与されるもので、稲垣さんは地方自治功労として「旭日単光章(きょくじつたんこうしょう)」を授与されました。
▽稲垣順子(いながきよりこ)さん
昭和16年生まれ。
茶道教授、大正琴大師
範で、文化展にも出演
するなど精力的に活動。
稲垣順子さんは平成9年3月から平成29年3月までの20年間の長きにわたり、芽室町公平委員会委員を務められました。そのうち平成21年から8年間は委員長の職務にあたり、卓越した識見により委員会の適正かつ公平な運営に努められました。
在任中は、町職員の不利益処分についての不服申立てに関する規則及び管理職員等の範囲を定める規則の改正についての審議や、職員団体登録申請書の記載事項変更登録に対する審査判定などの業務に尽力されました。また、委員長を担う傍ら、西十勝消防組合公平委員会委員に着任し、約7年間の長きにわたり、災害に対応する消防職員の意見を真摯に受け止め、職場の環境、適切な勤務条件および人員配置の見直しを図り、消防職員の資質向上、組織の発展に貢献されました。
今回の受章に際しては「職員の想いなどに配慮しながら職務に取り組んできたことが思い出されます。叙勲受章は家族や委員の皆様など多くの方に支えていただいた結果。感謝しています」とコメントをいただきました。
稲垣さん、この度は受章おめでとうございます。
▽公平委員会とは
地方公務員法に基づき設置される地方公共団体の執行機関で、職員の勤務条件に関する措置の要求及び職員に対する不利益処分を審査し必要な措置を講ずることを職務とする行政委員会です。
委員は、人格が高潔で地方自治の本旨及び民主的で能率的な事務の処理に理解があり、かつ、人事行政に関し識見を有する者のうちから議会の同意を得て地方公共団体の長が選任します。
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