町民からの消費生活相談を受け付けています
■相談事例/スマホ決済アプリの新規登録のつもりがサブスク契約をしたようだ
▼Q
スマホ決済アプリをダウンロードして新規登録しようとしたら「スタート」という画面があったのでそこから登録するのだと思い、画面をクリックしてメールアドレスとクレジットカード情報を入力した。その後、ログイン画面が出てきて身に覚えのないサイト名が書かれていたので調べてみたら、海外のサブスク※事業者だった。登録したつもりはないがクレジットカード情報を入れてしまったので料金を引き落とされないか心配だ。
※サブスクとは…サブスクリプションの略で、月額や年額と言った定額料金で一定期間、商品やサービスを利用できる仕組み。例として、音楽配信や映像配信等。
▼A
相談者は相手の事業者名がわかっており、それをもとに当センターで調べたところ、海外の事業者であることがわかりました。登録を取り消すには英文のメールを事業者のカスタマーセンターに送付する必要があり、当センターが協力してメールを作成し、相談者が事業者に送信しました。その後、相談者から「事業者からメールで返信がきて、登録にはなっていないことがわかった」と当センターに連絡がありました。
▽相談事例から見る問題点
1.相談者は広告と気付かずサブスク契約の画面に誘導されている。
2.消費者は契約先の事業者名や契約内容を認識できないままに、クレジットカード情報等を入力している。
3.事業者が最終確認画面を設けていない可能性がある。
4.契約に気付いた後も契約先の実態などがわからず、問い合わせ先もわかりにくい。
▼消費者へのアドバイス
▽「スタート」等が表示されていても、広告かどうかの確認をしましょう。
今、自分が登録しようとしているサイトの手続きのボタンなのかクリックする前によく確認しましょう。枠の端に小さな「×」印等があれば広告です。自身の登録しようとしているサイトの公式画面から改めて登録するようにしてください。
▽登録完了メールが届いていないか確認しましょう。また、クレジットカードの請求をこまめに確認しましょう。
身に覚えのない事業者から登録完了メールが届いた場合は、登録完了メールから事業者が確認できる場合があります。登録完了メールに記載の事業者名を手掛かりにして、まずはその事業者のサイト(登録画面)に自分がアクセスしていないかを閲覧履歴で確認してみましょう。
また、クレジットカード払いの契約となっている相談がほとんどです。クレジットカード会社からの請求をこまめに確認し、身に覚えのない請求があった場合にはクレジットカード会社にすぐに連絡してください。サブスク契約の場合は登録してしまうと、全く利用していない場合でも継続的に課金され支払を請求されてしましますのでご注意ください。
▼参考資料
会員登録時に注意!意図せず別サイトに誘導され、サブスク契約をしてしまうトラブル-その「スタート」ボタン、実は海外事業者の広告かも!?-
国民生活センター報道発表資料
編集・発行:芽室町消費生活センター
相談受付:平日10時~16時
【電話】62-6556
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