文字サイズ
自治体の皆さまへ

市街地町内会連合会 元気かい?(2)

45/49

北海道芽室町

■「町内会活性化セミナーを終えて」
市街地町内会連合会会長 白銀孝志
年をとると、「最近の若い者は…」と色々若者批判をする場面に出会います。町内会もそうです。「若い者が町内会に入らない」、「若い者が班長を嫌がる」、「若い者が…」などなど、そして、最後に「時代が変わった」というあきらめの一言です。
でも本当にそうでしょうか。
国道38号線沿いの花壇、役場の方々、企業、団体、議員の皆さん、たくさんの方にお世話になりました、ありがとうございました。ところで、この活動で、一番長い花壇を整備してくれたのは、芽室高校と白樺学園高校の生徒の皆さんでした。皆さんは自分の意志で参加してくれたそうです。
少し前、人権教室を兼ねて高齢者と高校生の交流会を行いました。白樺学園高校の生徒さんが十数名参加してくださいました。その高校生の活動を見ていると、どの生徒さんも高齢者に対して、素直で、礼儀正しく、親切でした。やさしい目の笑顔が嬉しかったです。若者も捨てたものではないと実感しました。
自分の若いときはどうだったか。子育て、共稼ぎに追われていました。公園清掃、回覧板など、ほとんど同居の両親に任せっきりでした。役員と言えば、せいぜい、子ども会担当になったくらいでした。仕事と子育てで、町内会まで手が回りませんでした。今の若い人も同じでしょう、いや、共働き、習い事、物価高が当たり前の昨今では、高度経済成長期の私の若い頃より、今の若い世帯の実態はもっと大変かもしれません。
私は、子育て中など若いうちは、町内会に入っているだけでも、そして行事に顔を出すだけでも良いと思っています。そして運営や段取りなど先輩諸氏の背中を観れば良いと思っています。
さて、12月7日のセミナーには、若い役場職員の方にたくさん集まっていただきました。特に、地域担当職員の方が多かったと聞きました、日頃より若い皆さんが、町内会活動を支えてくださっていることに感謝いたします。
また、数十年、芽室町の町内会活動を支えてきていただいた、80代、70代の諸先輩、そして今町内会で活動していただいている現役役員の皆さんにも、このセミナーにご参加いただきました、ありがとうございました。
そして、講師の酒本先生にご来町いただき、先生の基調講演を拝聴し、若者とベテランの顔合わせという貴重な機会を生かし、熱心に意見交換を行うことができました。
今回のセミナー開催に向け、ご尽力いただいた手島町長をはじめ、役場担当課の皆さん、そして連合会事務局、役員には感謝申し上げます。
今回のこの事業は、これからの役場と連合会、そして町内会が、共に本格的に町内会活動の活性化に取り組むための、大きく、確かな狼煙(のろし)となったと思います。

発行・編集:芽室町市街地町内会

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU