■工藤悠作(くどうゆうさく)さん
北見工業大学大学院
昨年8月からメムロユナイトベース(本通2丁目)でインターンシップ活動をする工藤悠作さん。芽室町で半年間過ごすなかで、故郷へのある気づきを得たといいます。一体それは何なのでしょうか。お話を伺いました。
▽地元のことを思い出させてくれる商店街の温かさに触れる
北見工業大学大学院に通う工藤さんは、現在、長期実践型インターンシップで、芽室町市街地のにぎわい創出を目指す『メムロユナイトプロジェクト』のコミュニティデザインを担い、その拠点であるチャレンジショップ『メムロユナイトベース』で活動しています。「12市町村の中からインターン先を選べた」といい、その中から芽室町を選んだ理由を「芽室町の公募の中にあった“コミュニティデザイン”という言葉に興味を持ったため」と話します。
普段は、ユナイトベースのスタッフとして町民の来館を待ちますが「ユナイトベースが若い世代の人たちの居場所だと認識されている方が多いので、老若男女問わず、いろんな方々に来てほしい」と呼びかけます。
インターンシップに来て、地元に対する想いにも変化があったといいます。「インターンシップに関係なく、商店街の色々な方々に会うことができて、かつ温かく接してくれて、ありがたく思います。それぞれの商店の“ここにしかない一品”というものにもたくさん出会うことができました。そのなかで、ふと地元(網走市)のことを考えると、商店はあるものの、そこに何があるのかは全く分かっていないことに気づかされたとともに、もっと自分の町のことを知りたいと思うようになりました。これは、芽室町が気づかせてくれたこと」とふるさとのことを思い起こしました。
▽強みや理想を一緒に考えキャリア形成をサポート
インターンシップのテーマである『コミュニティデザイン』を形にしようと、中学生以下の子ども向けイベントを開催中です。商店街を巻き込んだ謎解きイベントで、その名も『メムロユナイトクエスト』。謎解きミッションをクリアすると景品が当たりますので、中学生以下の皆さんはぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
工藤さんは2月末まで芽室町に滞在予定で「町民の色々な方々と出会うことで、もっと芽室を感じたい」と、ユナイトでコーヒーを淹れて、皆さんの訪問を待っています。
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