■子どもの肥満
令和5年度の文科省の調査によると、全国の小中学生の体重は、肥満傾向の子どもで男女とも9歳から12歳が最も高く、痩せ傾向の子どもは男女とも10歳以降で年々高くなっています。全国値と北海道値の平均体重を比較すると、男子は全ての年齢で、女子は7歳以上の年齢で上回っています。感染症流行の影響による運動量の減少などが要因に挙げられます。町の児童生徒生活習慣病検査では肥満、貧血などがみられます。
大人の生活習慣病の多くは、子どものころからの延長線上で起きます。脂肪の蓄積時期が早いほど将来肥満になりやすく、思春期には生活習慣も決まってきます。思春期肥満の約7~9割は成人肥満に移行してしまいます。
■生活習慣を振り返ってみましょう
食事・運動・睡眠のライフサイクルがバランスよく、毎日規則正しい生活を送ることで、心も身体も良い状態を保つことができます。
▽早寝・早起き・朝ごはん~健康な体はバランスの良い食事から~
「しっかり眠り、しっかり起きる」そうすることで、自然と朝食を食べる習慣がついてきます。朝食をおいしく食べられるよう生活リズムを整えることが大切です。
▽バランスの良い朝食のポイント
1.ごはんやパンなどの「炭水化物」脳はでんぷんや砂糖が分解されてできるブドウ糖を使い活動します。集中力アップのための大切な栄養素です。
2.乳製品や卵などの「たんぱく質」たんぱく質は、筋肉や臓器を作る材料です。栄養素を全身に運び、朝の体温を上げて、体を目覚めさせましょう。
3.野菜や果物などの「ビタミン・ミネラル類」
脳がブドウ糖を消費する時に必要な栄養素です。スムーズに活動するために必要な材料となります。
■生活習慣病検査を受けましょう
小・中学生の希望者が生活習慣病検査を受けることができます。積極的に検査を受け、家庭全体で生活習慣病を予防していきましょう。
問合せ:子育て支援課子育て支援係
【電話】62-9733(窓口1階4)
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