■その116「真宗毛根説教所」「白山神社」(芽室町毛根北五線七番地)「芽室太神社」(芽室町北得室四線三十七番地)
めむろ歴史探訪会 柳澤正弘
▽真宗毛根説教所
明治三十一年、毛根に入植した石川県人は大谷派の信者であったので、御本尊を安置して信仰した。大正五年説教所を建設した。毛根在住者で保護会を設けて維持に当たり、法運寺住職が法要を行う。昭和二十三年御本尊を法運寺に委託、保護者会も解散した。
▽白山神社
明治三十一年ケネ氏神を祭ったのが始まりとする。四十一年神殿と拝殿を建立して加賀の白山神社の御神体を分けてもらい、「白山神社」とした。昭和四年に毛根と芽室太に分社。その後、大鳥居、御神燈等の寄進により神社の体制が整い、三十四年に宗教法人に認可なされる。その後、開基記念年には改修等して守る。平成四年、毛根開基百年事業として神社神殿並びには拝殿の新築また百年記念碑を境内に建立した。現在の神主は赤澤一である。
▽芽室太神社
昭和三年十一月、北芽室北四線三十七番地に神殿、拝殿を建設して天照大御神を祭神として氏子二十九名で創立された。五十四年、神社本庁に所属して、宗教法人に認可される。現在の神主は赤澤一である。新年、春季、秋季、収穫感謝の祭りが執り行われている。
▽引用・参考文献
「芽室神社史」
「毛根百年史」
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