町長室から

3／22

気象庁の秋の長期予報も、暖冬・小雪の予報でしたが、ほぼその状態でこの冬は経過しました。屋根の雪下ろしをしないで終えるシーズンも5年ぶりでしょうか。それも善しあしで、当地域では、積雪が1m～1・5mは降るものと準備や体制を組んでいますので、それを関係している方も多数おります。その方々には、収入面での大きな落ち込みもあったものと思います。神室スキー場も雪不足で綱渡り状態でしたが、当初計画より少なめながら、営業日を確保できて利用者からは喜んでいただけたように思います。
元旦に発生した「能登半島大地震」から60日以上経過しました。240名超の犠牲となられた方に心からお悔やみを申し上げ、ご冥福をお祈りいたします。また、被災地の復興・復旧に全力で取り組まれている関係者の皆さんに心から敬意と感謝を申し上げます。半島という地理的な特徴がそのスピードを鈍らせている面もあるようですが、避難所生活を強いられながら、これからの生き方を模索し、動き出すための力強い支援を国・県及び地元市町村などにお願いする次第です。
一方で、このシーズンもクロカンスキーでの活躍は目覚ましいものがありました。金山中と新南金山校スキー部員・新庄北高スキー部員(金中OB)が県大会はもちろん、東北大会、全国大会で大活躍してくれました。特に東北中学ではリレー競技で男子1位・女子2位と実力を発揮して、好成績を挙げてくれました。さらに、全国高校スキー大会では、リレー男子で久々の3位表彰台という大殊勲を挙げてくれました。全国での上位入賞は久しぶりです。ぜひこの勢いを来年度にも繋いでほしいと思います。この一年、町制施行100周年に相応しいこのような明るい、うれしいニュースを数多く目にできることを期待しながら春本番を待ちたいと思います。

町長　佐藤　英司