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町長室から

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熊本県山都町

梅田 穰
五月末に例年より早く梅雨入り宣言がされました。代掻きや田植えも順調に進んでいるようです。代掻きが終わった田や田植えが済んだ田面に無数のホタルの光が乱舞し、カエルの大合唱が聞こえる田園風景を後世に残すことがSDGsにつながると思います。
先般郷土史家であります田上彰さんが「山都町郷土史よもやま咄」という本を出版されました。その中で白糸台地の棚田は通潤橋、通潤用水により棚田形成の歴史が解明できる全国で唯一の棚田だそうです。その中に「田毎(タゴト)の月」の説明があり、月が複数の田にひとつひとつ映って見えることだそうです。観月には、四つの条件が示されています。「一つ目が幅の狭い棚田、二つ目が水の張られた田、田植えの直後、三つ目が棚田を見渡される高台が向かい側にあること、四つ目に月がのぼって間もなくか、沈む直前」だそうです。六月中にはぜひ観月に行きたいと思っています。

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