町長室から

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梅田　穰
6月23日「通潤橋」を国宝に指定するよう国の文化審議会より永岡文部科学大臣に答申されました。秋頃には正式に指定されるとの報告があり、山都町としても大変喜ばしく感謝・感激の気持ちでいっぱいであり、町民の皆様と共に喜びたいと思います。
通潤橋は約170年前、水不足に悩む白糸台地に農業用水を送るために矢部手永の惣庄屋布田保之助翁、当時日本国内最高の技術集団「種山石工」の方々、そして地域農家が一体となって造られ、答申にあたっては、完成までの過程についても注目されたとお聞きしています。また令和3〜4年に亘った総合調査に際し各専門家の方々に通潤橋の価値、特徴を学術的に検証していただき作成できた報告書も大きく評価されました。これまで保存活用に携わっていただいた通潤地区土地改良区の皆様、熊本地震・大雨被害からの復旧に多大な協力をいただいた(株)尾上建設様、教育委員会の職員をはじめ、多くの方々に感謝します。
今回の国宝指定を大きなチャンスと捉え、持続可能な町づくりを進め自然と共生する山都の暮らし、象徴・心の支えである通潤橋の保存活用に力を入れて参ります。