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地域で守り育てよう 私たちの苫前商業高等学校

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北海道苫前町

◆「GO FOR IT ~苫前商業高校自転車ツーリング~」
今年度で3回目になる本校自転車ツーリング。3年前、2年生の授業で「苫前町でできること、したいことは何か」というテーマで議論した際、一人の生徒が自転車を使った企画をしたいと提案。この提案が実を結び、苫前町だけではなく留萌管内全域での、食べ物、景色、人との出会いを求めて始まりました。企画内容は「苫商の伝統行事」や「苫前商業のPR」等、回数を重ねていくごとにテーマが増えていきました。
当初の目標は「留萌管内の市町村を全て回る」こと。3年目の今年は、沼田町まで足を延ばして増毛方面へ向かいました。3年生3名、2年生9名、1年生1名の計13名のメンバーのうち、初参加は8名でした。3年生の番園さん、吉村さんは今年で3回目の参加となり、みんなを引っ張ってくれるリーダー的な存在でした。無事に全員が完走できるのかとハラハラ・ドキドキしていましたが、そんな心配もどこかへ吹き飛ぶくらい、子どもたちは一生懸命楽しく自転車をこぎ続け、全員完走することができました。
これまでツーリングを経験している2年生や3年生が準備の段階から中心となり、準備からゴールまで生徒が主体となって進めることができました。道中、沿道で休憩所の提供や応援の言葉を頂戴することもありました。最後の振り返りの時間、一緒に参加してくださったシーニックバイウェイ北海道萌える天北オロロンルートの方から「沿道から応援があったのは3年間の蓄積があるから、自転車ツーリングが根付いてきた証。どうかこの経験を活かして、自信をもってこの先を過ごしてほしい」と言葉を頂きました。
「自分たちで資金を調達したい」という思いで取り組んだクラウドファンディングでは、今回も全国の方々からたくさんのご支援を頂きました。また、苫前町や苫前町教育委員会、シーニックバイウェイ北海道萌える天北オロロンルートを始めたくさんの方々のサポートがあってこそできる事業だと生徒・教職員一同、感謝の気持ちでいっぱいです。
一人の生徒の意見が、苫前商業の伝統行事へと大きく発展した自転車ツーリング。本校は小さい学校だからこそ生徒の意見が反映されやすいと感じています。自転車ツーリングを始め苫カフェなど本校の生徒はたくさんの場面で苫前町内外で活躍しています。これからの生徒の活躍に乞うご期待!!

文・写真:苫前商業高校地域連携委員
高橋 健

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