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自治体の皆さまへ

いつまでも暮らしていける苫前に!

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北海道苫前町

苫前町長
福士 敦朗

新年明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては輝かしい新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げますとともに、日頃から本町発展のために、ご指導とご支援を賜りまして厚くお礼申し上げます。
昨年は、世界の安全保障を揺るがす事態が続き、物価高騰など国内経済にも大きな影響を与えています。
5年目となった新型コロナウイルス感染症については昨年、感染法上、第5類に移行となり人と人との交流が戻りつつある中、晴天の中で盛会のうちに終えた桜まつりや風車まつりなど、町内のイベントで多くの町民の皆様の活気あふれる姿に大変感激をいたしました。アフターコロナという考えのもとで、引き続き社会活動を戻していかなければならないと考えています。
今後のマチづくりにおいては、国や社会の急激ともいえる変革や流れの中で、前例にとらわれない新たな発想や戦略が必要であり、多様化する住民ニーズへの迅速な対応が求められています。そのためにも昨年から実施している『町長と語る会』をはじめ、町民の皆様との対話を何よりも重視した町政運営に努めてまいります。
国や道は脱炭素社会・デジタル社会の実現を目指しています。本町においても、風力発電の先駆的なマチとして「苫前町脱炭素推進条例」のもと、本町における脱炭素計画を中長期的に進めてまいります。とりわけ、風力発電による再生可能エネルギーを地産地消に結びつけるため、公共施設での電力使用と農業・水産業分野への電力供給など、脱炭素の取組と融合したマチづくりと自治体DXを推進してまいります。
また、本町子育て条例に基づき、町独自の3歳児未満の保育料の全面無償化の継続に加え、小中学校の給食費無償化の継続と猛暑対策としての冷房設備の設置など、認定こども園や苫前商業高校を含め、本町のすべての学びの場を引き続き支援してまいります。
昨年においては、農畜産業経営支援事業や漁組製氷用エバコン改修事業などの実施や、スマート農水産業の継続的な推進を図ってまいりました。本年においては、町営穀類乾燥調製施設の増設による生産基盤の強化を図るとともに、新たに策定した苫前漁港新整備計画に基づき、令和6年度からの事業開始に向け着実な推進に努めるなど、主幹産業である農業・水産業の基盤強化に全力を尽くします。
商工観光の振興については、昨年改修を終えリニューアルした「とままえ温泉ふわっと」の有効活用による観光客の誘致や苫前ブランド・六次産業化の推進によって成果を上げている「ふるさと納税」の拡充による商工振興と自主財源の更なる確保を目指します。
また、安全・安心なもとで暮らしていけるマチを目指して、今年度から、老朽化した古丹別消防署の改築や浄水場改修事業を進め、さらには地域医療機関の充実や高齢者福祉をはじめ各福祉事業の推進と健康づくりに全力を尽くしてまいります。
本年も町政全般にわたり、これらの施策を着実に実施するなど、町民と行政が一体となった夢と希望の持てるマチづくりを実現する為に、全力の限りを尽くして取り組んでまいる所存です。
新しい年が皆様にとりましてより佳き年となりますことを心よりご祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。

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