苫前町議会議長
阿部 俊一
新年あけましておめでとうございます。
幸多き新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
また、日頃より町議会活動に対しまして深いご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
本町議会は、令和5年5月の改選から現在の議員構成となって二度目の新年を迎えました。町民の皆さまの負託と信頼に応えるとともに、議会の円滑な運営と町政発展のためこれまで以上に積極的な議員活動に取り組まなければならないと決意を新たにしております。
さて、昨年を振り返ってみますと、第50回衆議院議員総選挙で与党である自民党と公明党の議席数が15年ぶりに過半数割れの結果となりました。これにより、少数与党となって迎えた総理大臣指名選挙で30年ぶりに決選投票が行われ、石破首相が選出されましたが、与党が過半数割れとなっていることから、政策ごとに一部野党の協力を取り付けながら綱渡りの政権運営が続く中、物価高対策、災害の激甚化や環境問題、少子高齢化など課題が山積しております。
また、海外では本年1月、「米国第一主義」を掲げたトランプ氏のアメリカ大統領就任により、輸入品への関税率引き上げや防衛費負担を巡る同盟国への圧力強化、温暖化対策のパリ協定からの再離脱などが予想されており、今後国際情勢に大きな影響を及ぼすことは必至で、国際協調の危機が指摘されております。日本経済においても様々な分野に大きな影響を与えるほか東アジアの安全保障問題、中東・ウクライナ情勢への影響も懸念されております。
刻々と変わる社会情勢の中で、持続可能な地域社会の構築に向けて必要な行政課題に的確に対応し、健全で安定した行財政運営の実現に向け、町議会としてもなお一層気持ちを引き締めて臨んでいかなければなりません。
まちづくりの主役は町民の皆さまであることを第一に考え、住みよいまちづくりのため鋭意努力して参る所存であります。町民の皆さまには、今後も一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、皆さま方のますますのご多幸とご繁栄を心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。
本年も宜しくお願いします
※詳細は、本紙P.3をご覧ください。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>