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地域で守り育てよう 私たちの苫前商業高等学校

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北海道苫前町

■「いいね♡で始まる一日」
苫前商業高校のインスタグラムは、ほぼ毎日、午前中の早い時間に投稿しています。教頭として苫前商業高校に着任しての数か月間はインスタグラム更新にまで手が回らなかったのですが、毎朝の日課としてインスタグラム投稿を始めると、これがとても楽しく、仕事のモチベーションを上げるスイッチとなっています。
投稿の際、意識していることは、保護者の皆様の「期待」に応えられるような写真を撮ることです。特に4月・5月は、1年生の朝のSHRの様子を投稿するように心がけていました。不思議なもので、家族というのはどんなに小さく映っていても「うちの子」に気が付くものなのです。インスタグラムを見てくださっている保護者の皆様に、「お子様が親元を離れて寂しいことと思いますが、苫前で高校生活を元気に送っていますよ。」「遅刻しないで今日も登校していますよ。」というメッセージを込めた投稿になるよう心がけています。
ところが…そんな私の思いとは裏腹に、スマホ撮影の技術が向上せず、「インスタグラムの写真、可愛く撮れてない!」というクレーム(?!)が続出し、女子生徒はあえて顔を隠してインスタグラム写真に収まります。きっと保護者の皆様は、わが子がどれかはすぐに気づいていると思うのですが。
インスタグラムに新しい写真を投稿すると、数分で「いいね♡」が届きます。インフルエンザなどで出席停止になっている生徒からの「いいね♡」だと、「早く学校に来たいんだろうなあ」とちょっと切ない気持ちになります。
今年はインスタグラム投稿をやっていて、しみじみと「インスタグラムやっていてよかった」と思う出来事がありました。それは、体育大会の様子を投稿した際、それを見た保護者の方がわざわざ苫前商業高校まで来てくださったことです。ほぼ1日、体育大会を観戦していただき、「苫前商業高校を選んで良かった、こんなに一生懸命走っているわが子を見られて嬉しい」と涙ながらに話をされている姿に、私ももらい泣きをしてしまいました。
SNSに関しては、匿名性の高さや直接のコミュニケーションの減少など、憂慮されるべき事柄は多くあります。しかし、これからの情報化社会においては、SNSは広報活動や情報共有ツールとして欠かせないものとなっています。生徒たちにも、正しいSNSの使い方とその可能性の広がりについて、授業や各種講話を通して伝えているところです。
放課後に自分で投稿したインスタグラムを見るときについている数十人からの「いいね♡」は、苫前商業高校の大切な応援団です。皆様に支えられて、子どもたちが笑顔で学校生活を送ることができます。これからも、苫前商業高校の素敵な瞬間や笑顔を投稿してまいりますのでぜひ、フォローしていただけますと幸いです。
文・写真:苫前商業高校地域連携委員
宮本 磨巳子

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