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自治体の皆さまへ

生涯楽習情報コーナー『こぶしにまなぶ』No. 340(1)

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北海道蘭越町

こぶしは蘭越町の花木です。大自然の中でたくましく育つこぶしに学びましょう。

■家庭教育通信その(32)
ナカヤの子育て相談~2,000人の親御さんから学んだこと~
今月号のテーマ:『4歳から6歳頃の子育て』
NPO法人お助けネット代表 中谷通恵(なかやみちえ)さん

相談1:年中の子どもがいます。家では元気で優しいのですが、外では人見知りをして自信がないように見えます。他の子のように習いものなどをさせた方が良いのか迷います。
相談2:来年1年生になる年長の子どもですが、園の友だちは、ドリルやタブレットを使った勉強をしている子もいます。学校に入ってついていけなくならないか心配です。

回答:
・4歳から6歳頃の子どもは、友達と遊ぶことが遊びの中心となり、少しずつルールを守れるようになる時期です。知識を旺盛に吸収したり、手指や体の器用さも増してきます。ただし、表面に見える子どもの能力・個性は、個人差があるので、親としては、「他の子と比べない!」と自分に言い聞かせましょう。習いものは、練習などはキライな時期なので、本人が楽しく通えていたらOK!と考えた方が良いでしょう。
・「学力(認知能力)」と言うと、習いものやドリル学習で身につくように考えがちですが、幼児期には合わない事が多いです。無理強いすると「勉強は難しい」「自分はできないんだ」と自己肯定感を下げたり、学校に否定的な気持ちも起きます。
・この時期は、「学力の土台となる力」=「非認知能力」をつけましょう。それは、生活体験・遊びの体験・人とのコミュニケーション体験で培われます。

▽「学力の土台となる力」を育むために家庭でできること
*生活習慣・体力
毎日の食事・睡眠・運動が、情緒の安定や意欲を促します。これが一番大事です。

*話を聞く力
家で楽しい会話がたくさんあると聞く力が育ちます。長時間の刺激の強いゲームや動画視聴は、人の話(刺激が弱い)を聞く力を弱めます。

*言葉の力
大人は「豊かな語彙をなるべく使って話そう!」と心がけましょう。絵本は強力な助っ人です。

*自分で遊びをつくる力
その子がやりたいことをできるように、ごっこ遊びの材料になるおもちゃや工作の材料、積み木やブロック、カードゲーム、縄跳び、図鑑などがあると良いでしょう。多少ちらかっても遊び切る体験が大事な時期です。

・学校にマイナスのイメージを子どもが持たないように、子供の前での会話に気をつけましょう。園でも学校に入るための準備(自分の名前を書くなど)をしてくれるので、親は「だいじょうぶだよ」と安心感を与えてあげたいですね。

~相談募集中~
子育てなどでお悩みがありましたら、中谷さんに聞いてみましょう!
中谷さんに聞いてもらいたい相談などがありましたら、町民センター内生涯学習係へお訪ねください。
なお、回答につきましては、「こぶしにまなぶ」紙面上での回答になりますので、ご了承願います。

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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