12月2日の蘭越の気温はマイナス10度、海水温は11度。海水と気温の温度差は20度以上ありました。このような温度差によって、海面から湯気のような蒸気が立ち上がる「けあらし」と呼ばれる現象が観られます。
港町に設置されたカメラを観ると、「けあらし」が発生していました。港町で「けあらし」が起こる現象の1つとして、まず、夜間に放射冷却が強く起こり、内陸で空気が冷やされます。次に、冷やされた空気は重いため、尻別川に沿ってゆっくり河口へ流れ、暖かい海面上に流れ込み、その温度差で蒸気が発生します。
放射冷却が起こる時は、高気圧に覆われる場合が多く、海が穏やかであることから、各地で歓迎される現象のひとつです。
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