蘭越～俱知安間の事業化へ一歩前進～北海道小委員会で3回目の審議が開催

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北海道横断自動車道の蘭越〜俱知安間の事業化に向けた、国土交通省社会資本整備審議会道路分科会北海道地方小委員会の『計画段階評価』の3回目が令和5年12月19日に札幌市で行われました。
この『計画段階評価』とは、新規事業が採択される前段階において、政策目標を明確にし、複数の案の比較や評価を行うものです。
蘭越～倶知安間については、地域課題や現道課題を解消すべく、以下の政策目標が掲げられており、〔案(1)〕別線整備ルートと〔案(2)〕別線整備・一部現道活用ルートの2案が提示され、路線の整備方針に関する地域意見聴取が実施されていました。
・ニセコリゾートへの速達性、安全性の向上
・各市町村間の速達性、安全性の確保
・地域の暮らしを支える救急搬送の速達性、安定性の向上
・大規模災害時や地吹雪・洪水発生時における国道機能確保
会合では北海道開発局から地域意見聴取の結果をふまえ、全ての政策目標において同等以上の達成が見込める〔案(1)〕別線整備ルートを対応方針(案)とすることが説明されました。委員からも観光面や日常生活、医療、災害などから、対応方針(案)に賛同する意見がありました。
今後は、詳細ルート・構造の検討や費用対効果分析を含めた総合的な評価が行われ、新規事業化が決まります。
〔道路事業の進捗と事業評価の流れ〕

※対策案の整備イメージにつきましては、本紙をご参照ください。