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地域とともに魅力ある訓子府高校

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北海道訓子府町

・届けたいメッセージと11の支援
・訓子府高校ホームページ
※QRコードは本紙をご覧ください

本町唯一の高校である北海道訓子府高等学校(以下、「訓子府高校」)は、開校以来、地域の人材育成や地域課題の解決など、本町のまちづくりにとって重要な教育機関としての役割を担ってきました。近年の高校を取り巻く厳しい状況の中、訓子府高校が地域とともに魅力ある取り組みを行っている姿を紹介します。

◆1.訓子府高校を取り巻く状況
道内では少子化や過疎化が進み、オホーツク中学区(北見市・美幌町・津別町・訓子府町・置戸町・佐呂間町)は、少子化による中卒者の減少や高校配置のあり方など、訓子府高校を取り巻く状況は厳しさを増し、入学者の確保が大きな課題となっています。こうした状況から、町では平成11年に「訓子府高等学校教育振興会議」を設置し、さらに令和3年からは同窓会や関係者による魅力的で持続可能な高校をめざす応援組織「訓子府高等学校魅力化プロジェクト委員会」も設置して、訓子府高校や地域と連携し、魅力ある高校づくりのために「訓子府町からの11の支援」をはじめ、さまざまな支援を行いながら入学者確保を図っています。

図「訓子府高校の入学者数」

◇訓子府町からの11の支援
新入学生徒:
(1)教科書購入代金全額助成(1学年のみ)
(2)入学支援金助成
(3)タブレットパソコン購入費一部助成
通学支援:
(4)バス定期購入代2/3助成
(5)通学バス運行(通学困難な北見市西側地区)
進路関係:
(6)進路指導強化対策(資格取得・検定料全額助成)
(7)就職活動支援(資格取得受講料2/3助成)
(8)就職・進学特別講習
学習支援:
(9)放課後学習支援(進学支援学習・基礎学習)
その他:
(10)修学旅行費一部助成
(11)給食提供(希望者)

◇近年の主な進学・就職先
進学:
北海学園大、東京農業大、札幌大、帯広大谷短大、オホーツク社会福祉専門学校、北見美容専門学校、札幌観光ブライダル・製菓専門学校、代々木アニメーション学院
就職:
訓子府町役場、北見市役所、味の素食品北海道、齊藤農場、牧野漁業、ばんえい競馬今井厩舎、北一食品、菓子處大丸、北見トヨペット、エーデルワイス、北海道銀行

◆2.訓子府高校が大切にしている3つの力
訓子府高校では、生徒の多様な学びと進路を実現するための「3つの力」を育むために、さまざまな教育活動を展開しています。

◇学ぶ力
・一人一人の学力に応じた学習指導
・ICTを活用した体験的学習

◇コミュニケーション力
・教育相談活動の充実
・芸術を通した表現活動

◇社会で生きる力
・キャリア教育の充実
・地域を通じて実社会を学ぶ「くんねっぷ学」

◆3.地域とつながる学び
訓子府高校では、地域の協力を得ながらさまざまな体験などを通して社会で生きる力を育んでいます。さらに、学習成果の発表や部活動では地域との交流を行いながら、まちづくりなどの担い手としても大きな活躍をしています。

・こども園 トーンチャイム演奏〔選択科目 演奏に親しむ〕
・訓中・訓高 協働農作業〔選択科目 北海道の自然〕
・図書館貸し出し作業〔インターンシップ〕
・町ロードレース大会運営〔軽スポーツ部〕
・ふれあいマルシェ運営〔ボランティア部〕
・ふれあいコンサート出演〔吹奏楽部〕

◆4.現役生徒・卒業生からの声
◇訓子府高校に入学して
・1年 小川直之さん
訓子府高校では、人数が少ないからこそ行事などでの活躍の場が多くあり、そこでは今までやったことのない役割に挑戦して自信を持つことができ、自発的に動けるようになりました。
勉強も先生方の分かりやすい丁寧な授業のおかげで、進んで取り組めるようになりました。

・令和2年度卒業生 齊藤要さん
生徒数が少ないので、先生方や友人との関係が深く、また何事にも率先して動くようになり、こうした関係や行動が社会人になってすごく助かっています。
部活動顧問の先生との出会いは、自分の人生を180度良くしてくれたと感謝しています。

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